Red sugar

山と写真とカメラが趣味の人にお勧めな登山ブログ、全国の山の登山情報と山岳写真情報を書いています

【秩父】四阿屋山、つつじ新道から登る春の日帰り登山、節分草と蝋梅咲く鎖場の山

2017_03_20_四阿屋山

2017年3月20日、埼玉県秩父群小鹿野町にある四阿屋山に行ってきました、標高は771m。

麓には日本一の節分草自生地を持ち、中腹に蝋梅園と福寿草園を持つ花に囲まれた山です。

そして、非常に登りがいのある数多くの鎖場とシビアな尾根道を持つ無骨な山でもあります。

 

花と鎖場盛りだくさんな四阿屋山で春の知らせを告げる節分草を眺め、

満開の蝋梅と福寿草に癒やされてきました。

そして締めは秩父名物ホルモン、春山真っ盛りの3月の秩父を駆け抜ける。

花と鎖に彩られた、玄人感溢れる旅の始まりです。

 

 

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指先からゆっくりと熱を奪いつつある鎖の先には、

垂直に切れ落ち足をかける場所すらない崖が立っている。

登攀者を拒む岩場に無理やりかけられた様な鎖が命綱として、

僕の手の中で無視できない重さで主張をしている。

 

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力なく垂れ下がった鎖と、岩に入った亀裂や足をかける場所を必死に探す。

恐らく僕は登れるだろう、しかし後ろにいる彼女たちのことを思うと、

ここで引き返すのもやむ無しと言う気持ちが湧き上がってくる。

5メートルほどの壁といえども、足のかけ場が少なく、

足を滑らせれば容易に人の命を奪っていくのは間違いない。

嫌な汗が額に滲む中、僕は鎖をつかみ壁に足を押し付け、ゆっくりと登り始めるのだった。 

 

はい、今回は秩父郡小鹿野村にある四阿屋山です!

百名山の四阿山と読み方は同じ山になりますが、こちらはただのマニアックな低山

しかし、麓には日本一の節分草自生地を、中腹には3月でも見れるロウバイの名所を。

という花と山を追いかけている場合はかなり引き込まれる魅力を持った山になっています。

奥武蔵の山は華やかさはないのですが、調べると結構花が有名。

調べてみると掘り出し物がたくさんあったりするエリアです。

 

多くの百名山がオフシーズンである冬から春にかけては、

こういった低山を訪れるととても楽しく過ごせるのでおすすめです。

 

今回は節分草自生地を訪れた後に、最も鎖が厳しいつつじ新道コースを利用し山頂へ向かいます。

それでは早速言ってみましょう。

 

 

1.四阿屋山について

四阿屋山の概要と歴史

埼玉県両神自然公園にある標高771mの山、福寿草が有名な場所で

秩父固有種の「秩父紅」などが時期には咲き誇ります。

ハイキングコース内には節分草園、花菖蒲園、福寿草園、ミツマタ園、蝋梅園など複数の

花園があり、花を愛でて登る山としては非常にオススメです。

山頂からは日本百名山の両神山の姿を見ることができます。

 

四阿屋山へのアクセス

【電車】池袋→西武秩父      780円 7:20分着

【バス】西武秩父→小鹿野町役場  470円 7:35分発→8:10分着

【バス】小鹿野町役場→薬師の湯  200円 8:30分発→8:44分着

往復合計運賃 2900円 町営バスで白井差までいけば両神山に登れます。

 

四阿屋山のコースタイム

2017_03_20_四阿屋山_地図

両神温泉薬師の湯10:15→節分草自生地11:00-11:40→四阿屋山登山口11:45→山頂13:45→

蝋梅園14:25-15:25→押留登山口16:00→両神温泉薬師の湯16:15

合計登山時間6時間00分、時間の割にはかなり濃密な思い出が作れます。

 

今回の四阿屋山登山で使用したカメラ

NIKON D750+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED

NIKON D810+AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

 

2.節分草を眺め四阿屋山登山口へ

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午前9時50分道の駅両神温泉薬師の湯。

早朝自宅を出発し車でやってきました、両神温泉薬師の湯です。

秩父のクレイジーマウンテン二子山登山後に訪れた山として思い出深い温泉ですが

今回はここを起点に登山を行うことに、目的地は四阿屋山!

  

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道の駅には既に四阿屋山のコースマップが、道の駅からも登ることが可能ですが、

道の駅から歩くとかなり穏やかで優しい山となりそうですね。

しかし節分草自生地のつつじ新道コースから登る四阿屋山は結構クレイジーです。

 

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早速本日の第一目標、節分草自生地を目指して歩きます。

節分草自生地までは徒歩で向かうことに、時間帯によってはシャトルバスもあるのですが…

薬師の湯を起点とした場合は徒歩で向かうのが一番確実です。


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シーズン中はこのように看板やのぼりがたくさんあるので、迷うことはないでしょう。

途中にある分岐は三叉路の右、両神山方面に進みます。

 

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寺子屋みたいなのがあったり、長閑な景色がしばらく流れ続けます。

 

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今日は奥様とそのお姉さんの二人と登ります。

 

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こちらののぼりを目印に歩き続けましょう。

30分ほど歩き続けると節分草自生地につくので辛抱して歩きます。

 

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途中にはミカンがなっていたり、シーズン終わりのミカンでしたけども。

 

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悪魔の実が大量になっていたり、すぐに薬を飲んだのは言うまでもない。

四阿屋山も杉の植林がある山なので、花粉症の人は薬を飲んでから登るようにしましょう。


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川沿いを延々歩き続けます。

 

節分草園で見る満開の節分草

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午前11時00分、節分草自生地到着。

この節分草自生地の少し手前に四阿屋山登山口があります。

本日は先ず節分草自生地で節分草を見ることにしましょう、咲いてるかな?

 

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「もう終わりかけでだいぶ散ってるからただでいいよ!兄ちゃんたち!」

残酷な管理人の言葉により希望は打ち砕かれた、

全盛期の短い節分草は一週間前が満開、今週は既に終わりの時期だったのだ…

でもまぁ、何もないわけではないと思うので、見るだけ見よう。

 

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「なんだ、意外とまだあるじゃん」

最盛期に比べれば数は大幅に少ないでしょうけども、それでも結構な数の節分草が咲いていました!

白と黄色と紫のきれいな花がたくさん咲いてる!嬉しい!

 

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芦ヶ久保の丸山に比べるとかなり広いエリアで大規模な開花を見せるようです、

そして白い絨毯と形容できるくらいの花が咲くんだとか。

終わりかけの時期でしたがその片鱗はしかと見ることができた。

 

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アブラチャン、とても気になる名前だ。

油瀝青と書くようで、樹木全体に多くのアブラを含んでいるため灯油として昔は使われたとか。

 

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しばらく奥さん達と節分草を撮影し続ける。

節分草はキンポウゲ科、埼玉県以外だと栃木や広島に有名な自生地があるらしい。

 

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この節分草自生地でもコンデジは大活躍でした、

節分草の花びらや雄しべ雌しべといったところを余すところなく写してくれます。

埼玉県は彩の国というが、奥武蔵は本当に花のイベントが多いので今では納得している。

 

登山をしていると3月4月は登山オフシーズンというイメージがあるのですが、

秩父や奥武蔵では春の花が続々と開花するので、

里山に登るので割と忙しいシーズンだなと最近は思います。

 

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太陽の光を浴びる節分草、一箇所だけ地面を埋め尽くすほどの節分草が咲いている場所がありました、

咲いて咲いて咲きまくる感じ。

日本一の節分草自生地を名乗るだけはある、ヤケクソな咲き方をしていました。

 

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節分草自体は白く透き通るような白い花びらと、黄色と紫の雌しべ雄しべが特徴的です

色が強く出た美しい個体を探して写真に収めてみるのが良いでしょう。

 

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3月上旬の節分草や福寿草、中旬の三椏、アズマイチゲ、下旬のカタクリと桜…

花を追いかけていると忙しいので毎週登山に行きたくなります。

 

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咲きそろった節分草、あたり一面を緑と白で埋め尽くす様はこの時期の風物詩の一つか。

 

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節分草もカタクリと同じく晴天の日に見に来るのが良いようです、

花びらが日光をふんだんに吸込み、とてもきれいに輝きます。

 

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隅っこにアズマイチゲも咲いていました、節分草のあとはアズマイチゲがたくさん咲くようです。

 

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福寿草、秩父紅ではないようですが、道端のいたる所に顔を見せてくれます。

こちらもいいですね、地面を埋め尽くすほどの福寿草園を来年は探してみます。

 

3.四阿屋山登山、鎖と岩のワンダーランド

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午前11時45分、四阿屋山登山開始。

節分草自生地から程なく離れた場所にあるつつじ新道登山口から四阿屋山登山スタートです。

 

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立入禁止のロープではなく、「お気をつけください」的な事が書いてあるロープでした。

早速不穏な空気を出してくれるぜ。

つつじ新道コースは数多くの鎖場とヤセ尾根から構成される難易度の高いコースです。


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最初から結構な傾斜を登らされます、直登しているのでだいぶ辛い。

 

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つづら折りになったところでその斜度は変わらず、

この登山道出会い頭にいきなりビンタしてくる感じがある。

秩父の低山と思って舐めてかかると非常に痛い目を見ます。

 

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奥さんたちは元気に登ってゆく、あたりは杉林である関係上花粉濃度が非常に高い

二人共マスクをしながらの登山となった。

 

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雰囲気は奥武蔵と東海の低い山を足して割った感じ。

杉の植林が多いのは奥武蔵の特徴で、蔦や南国風のシダは鎌倉アルプスなどを彷彿とさせる。

 

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竹林を抜けると最初の鎖場が登場、ここが一番難易度の高い鎖場となります。

垂直に5メートルほどの壁を鎖を頼りに登らなくてはいけません。

 

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鎖場に自信のない人は迂回しましょう、ここはまじで登りにくいです。

特に女性の方は大変だと思うので気をつけてください。

 

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一本目の鎖は大したことがない、鎖がなくても登ることができます。

 

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午後12時40分、垂直鎖場。

これは難しそう…、最初に見たときの感想でした。

堅徳山の鎖場よりは高さはない、しかし足をかける明確で安心感のある足場があまり無いのです。

鎖を使って結構力づくで登るのかな、という予測を立てる。

 

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登ってみました、最初は足をかける場所があるのですが、途中からそれが希薄に。

鎖場に慣れていない人にはかなり難しいと思いました。

 

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このポーズの先からが難しいところでした、結局鎖パワーを最大限利用してゴリ押しで登る。

 

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下からまずお姉さんが上がってきます、身のこなしが軽くなんとかクリア。

奥さんも四苦八苦していましたがなんとかクリア、

登れるかどうかヒヤヒヤしていただけに安心しました。


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その後の鎖場も登りきると、一度休憩できるスポットが現れます。

ここで一息ついて、水でも飲んで休憩することにしましょう。

 

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サルノコシカケ系のキノコがあたり一面に、低山っぽい。

 

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最初の鎖場を超えたらあとは尾根伝いに山頂を目指すコースです、

つづら折りなどの道はなく、ひたすら尾根沿いを歩きます。

 

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この尾根沿いの道がなかなかに細いため、場所によっては恐怖感を演出してくれるレベルでした。

 

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両神や二子山に近いこともあり、岩の雰囲気が強い四阿屋山です。

 

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写真で見ると平坦に見えますけど、実際は両サイドが斜面になっています。

 

CSD_4269途中に現れる鎖場は最初のものほど難易度は高くありません。

なくても進めるので無理して鎖を掴んで姿勢を崩したりしないようにしましょう。

 

CSD_4279結構長いコースである上に鎖場の濃度が非常に濃い四阿屋山、

鎖場好きな方の冬場の訓練にはかなりいい遊び場でしょうね。

 

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ピンクテープがまばらなので、鎖を頼りにして歩きます。

 

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鎖場注意の看板が至るところに設置されています、

嫌というほどに鎖場を見たあとに看板が出てきます。


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岩尾根と言ってあげてもいいくらいの尾根です。

花なども一切咲いていないため、鎖で自分を試すだけの超ストイックコースであることがわかる、

四阿屋山は男らしい山であることは間違いない。

伊豆ヶ岳とかに登った後はぜひとも四阿屋山へどうぞ。

 

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岩→ヤセ尾根→鎖→岩を繰り返して登る、途中山頂かと勘違いするピークもあるので注意。

 

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この指導標が出てきたら山頂は近い。

 

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ピンクテープを頼りに細尾根を歩く。

 

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細い尾根の部分は大体こんな感じです、転ぶとヤバい程度

踏み外しても途中の木で止まりそうだから、なんとかなると言った感じです。

もし転んだら相当痛いので注意して歩きましょう。

 

四阿屋山頂上と両神山の眺め

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午後1時45分、四阿屋山山頂到着。

長い尾根道と数多くの鎖場を越えてようやく到着しました四阿屋山頂上です!

節分草を眺めていたのが遠く過去のことのようです、濃密な時間を過ごした山でした…。

 

山頂からの展望はそんなにいいわけではありませんが、百名山が一つだけ見えます。


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続々と到着する人々、二人もすごい頑張って登ってきました、

無事全員で山頂に立つことができて何よりです。

そして晴れたことに感謝です、いい日に山に来ることができました。

 

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ダッフィーも無事四阿屋山に登れました、頑張って日本一の山ダッフィーに育て上げないと。

 

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山頂から両神山がよく見えます、ゴジラの背中のようなギザギザとした特徴的な姿がそれです。

両神山は複数のコースがありますが、僕の登った八丁尾根コースは鎖場が20数個あり、

鎖場好きにはたまらない名コースとなっております。

5月の新緑シーズンや、アカヤシオの時期に訪れるととても楽しいと思いますよ。

 

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山頂で羽を休めるキタテハ、全く逃げません。

 

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奥さんのザックが好きなのか、ザックにずっと止まっていました。

 

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場所を変えたりしながら何度も奥さんのザックに止まる。

 

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山頂で軽めの補給を済ませたら下山します。

お腹も空いているのですが、山頂が狭いので長居できません。

下った所に蝋梅園があるはずなのでそこでご飯を食べることにしましょう。

 

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帰りのコースも傾斜がすごい。

山頂付近のつづら折りの傾斜は結構きついですね、

岩場や鎖はないにしろ、結構きつい道が続くのは間違いないです。

 

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北側斜面の鬱蒼とした感じの、薄暗い道の中を歩き下山する。

杉林は本当にあたりが暗くなるから好きではありません。

 

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午後2時5分両神神社奥社到着。

両神神社の奥社に当たります、奥多摩の黒羽神社みたいな雰囲気ですね。

杉林の中にぽつんと立っている神社は不思議なオーラを放っています。

 

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全員でお参りをしておきました。

 

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参道から先はよく整備された歩きやすい道を下ります、

全部これだと非常に楽だったんですけど…。

 

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途中休憩所などが設置されており、

ハイキングコースとしてしっかり整備されている印象を受けました。

 

4.満開の蝋梅と福寿草を眺め下山

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午後2時25分、蝋梅園到着。

今日のメイン、蝋梅園に到着です。

節分草から始まり岩山を歩き、最後にまた花を持ってくる。

花見で山をサンドイッチしたコースとなりましたが、これが大正解でした。

 

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とりあえず人もいないので蝋梅園脇の道端に座って道の駅で購入したわらじかつ丼を食べます

これがメチャウマでした、秩父といったらホルモンとわらじかつ丼ですが、

弁当で食べても美味しいんですね、大満足のご当地お昼ごはんでした。

 

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甘い香りがあたりに漂う…、蝋梅のいい香りとわらじかつ丼の組み合わせは非常に秩父っぽい。

四阿屋山の蝋梅は3月でもきれいに咲きそろっていました。

 

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秩父の蝋梅といえば宝登山の印象が強く、2月に見る花と思っていたのですが、

どうやら場所によっては3月でも問題なく見れるようですね。

この四阿屋山中腹の蝋梅園は3月後半ともなるこの時期でも満開でした。

 

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透き通るような色味の花びら、蝋を削って出来たような質感です。

花からはなんとも和風な、上品な香りがします、白梅みたいにスッキリとした香り。

 

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あたり一面に蝋梅は咲いており、

四阿屋山という山をただの鎖場だけではない山として印象づけてくれました。

もう少し季節が降ればアカヤシオツツジが登山道を彩ります、秩父随一の花の名山ですね。

 

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しばらく蝋梅を撮影し続けます、今年も無事見事な蝋梅を見て感じることができた。

 

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蝋梅は花がほとんど下を向いて咲くのですが、なぜなんでしょうね?

 

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午後の陽気に照らされた蝋梅に大満足でした。

 

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こちらはサンシュユですかね、蝋梅の側で満開の姿です。

ヤマグミとも呼ばれる木で、グミの実みたいなものがなるようです。

牛乳に枝を入れておくとヨーグルトができるっていうけど本当なんでしょうか?

 

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蝋梅とはまた違った華やかさを持っている花ですが、僕は蝋梅がやっぱり好きですね。


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福寿草、これは普通の福寿草ですね。

太陽の光を受け止めるパラボラアンテナみたいに葉を広げて空を見つめています。

蝋梅、サンシュユ、福寿草と黄色い花祭りの四阿屋山、青空の栄える日にぜひとも訪れたい。

 

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福寿草はよく見ると本当におめでたい気持ちになります、

秩父には秩父紅の時期に訪れたいものです。


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花を楽しんだら下山を開始するのですが、ここで僕らは押留コースから下山してしまいました

道の駅に直接戻る場合は薬師コースを歩く必要があります、

押留コースは節分草園の近くに降りるので帰りがめんどくさいです。

 

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奥さんたちを追って最後尾で下山開始。

 

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ひたすら樹林の中を歩き続けるコース、眠くなってきた……。

 

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午後4時00分、押留登山口。

杉樹林を仏の心で降り続け40分ほどで下山しました、最後の下りは本当に辛かったぜ…。

鎖場と花以外は全く特徴がないのがこの時期の低山ですが

四阿屋山はいろいろなイベントがあるので退屈はしない山でした。

 

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午後4時15分、薬師の湯到着

下山後はすぐに温泉に入ることができるのがこの四阿屋山のいいところ!

花粉でグズグズの鼻も体もきれいスッキリ洗い流すことができます。

入浴料金は600円です。

 

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入浴後のご当地牛乳が無いので、炭酸で喉を潤します、

今年は下山即入浴即酒即寝るとかそんな最高の旅がしたい。

 

下山後のホルモンで最高の一日を終える

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入浴後は秩父市内に戻って晩御飯を食べることにしました、秩父市のホルモン心に移動です。

駅から離れているため地元の人しか来ないお店です、

この日駅周辺のお店が軒並み休みだったのでこちらにきました。

 

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ホルモン心はサイドメニューが充実している印象、

美味しい漬物などをまず楽しみながらホルモンが来るのを待ちます。

今日は運転手なのでソフトドリンクで肉を食す、

秩父のホルモン屋に大体置いてあるかち割りアイスワインの代わりにぶどうジュースを飲む。

 

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「ホルモン盛り合わせです」という案内とともに置かれた肉!

これぞ秩父のホルモンという新鮮な肉が目の前に置かれました。

 

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炭火の上で踊るホルモン、これぞ秩父登山の醍醐味、秩父で山に登ったあとにホルモンで締める。

これはどんなつまらない山であったとしても最後には一日の思い出が最高級となる不思議な呪文。

武甲山、二子山、四阿屋山、宝登山といろいろな山の最後をホルモンで飾るのが良いでしょう。

 

5.四阿屋山登山を終えて

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四阿屋山、花に囲まれつつも厳しい鎖や岩に彩られた秩父のマニアックスポット。

中腹には艶やかな香りを振りまく蝋梅園、麓には節分草とイベントに事欠かきません。

 

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冬山をやらない人にとってはGWまでオフシーズンという人も多いと思います。

しかし3月という時期は山では春の花が次々と開花し見頃を迎えていきます、低山ハイキングのハイシーズンとも言える時期なので、近場の山へ出かけてみるのをおすすめします。


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奥武蔵は渋いだけのエリアではありません、

3月4月という、至るところで花が咲き始める春山低山において奥秩父は名スポットが選り取り見取り。

花を楽しめる場所がたくさんある春山のおすすめスポットなのです。

四阿屋山、非常に歩き概要のある山でした、奥武蔵は調べれば調べるほど味が出るエリアです。

 

人生最高の山は続く。

 

 

四阿屋山の地図はこちら

埼玉県の山 (分県登山ガイド)

埼玉県の山 (分県登山ガイド)

 

 

この登山で役に立ったアイテム 

鎖場が多いのでグローブは必須です、これからのシーズンに向けて一つあると便利です。

 

つつじ新道コースは険しい山なので厚手の靴下などがあるといいでしょう。

靴擦れすると非常に歩きにくいので注意です。

 

nalgene(ナルゲン) カラーボトル 広口0.5L トライタン グレー 91301

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春からは気温がぐんぐん上がる季節です、水は多めに持っていくに越したことはありません。 

持って行った750mlの水は全部飲んでしまいました、意外にコースが長いので。