Red sugar

山と写真とカメラが趣味の人にお勧めな登山ブログ、全国の山の登山情報と山岳写真情報を書いています

【奥秩父】笠取山、分水領を眺め奥秩父縦走路を歩き紅葉を愛でる奥秩父の旅

2017_10_27_笠取山

2017年10月27日、奥秩父にある東京都水源の森、

そこに分水嶺の山として聳え立つ笠取山にいってきました、標高は1,953mとなります。

 

笠取山は東京都民にはおなじみの多摩川の源流となる水干(みずひ)というスポットと

富士川、荒川、多摩川の三つの河川の分水嶺があり、水にまつわる見所の多い山です。

特に多摩川の最初の一滴がこぼれ落ちる場所として語られることが多いのではないでしょうか?

 

紅葉最盛期の10月後半、今年は紅葉の色づきがよく、

奥多摩奥秩父も素晴らしい紅葉に恵まれました。

笠取山は落葉松や落葉樹が多く紅葉時期にはとてもおすすめできる山です。

 

今回は笠取山に登り多摩川最初の一滴目を確認、

そして奥秩父縦走路を利用して西御殿岩まで歩いて三ノ瀬へ下山する周回コースで歩きます。

紅葉舞い散る奥秩父分水嶺の旅の始まりです。

 

 

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笠取山に関して

多摩川、富士川、荒川の分水嶺の近くにある山で

南側斜面の森を東京都水道局が水源林として管理を行っています。

登山口から比較的楽に辿りつけるため初心者向けの山で、

森の管理も行き届いていてかなり歩きやすいです。

 

笠取山は奥秩父と奥多摩の中間辺りにあり、雲取山、大菩薩嶺、富士山等の展望に優れています。

それ以上に笠取山自体が変わった姿形をしている山です、

その独特な山の形を見るだけでも満足はできるでしょう。

 

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笠取山周辺の紅葉で見るべきは写真のような唐松の紅葉です。

奥秩父北部から佐久にかけて、南相木村等のエリアは落葉松が多く、

紅葉時期は辺り一面見渡す限り金色に染まります。

 

笠取山は登山口からは紅葉する落葉樹林が広がり、

ある程度上ると落葉松が姿を表すようになります。

山頂からは黄金に染まる山の斜面を見ることができるため、紅葉時期の登山がオススメです。

 

 

1.笠取山~西御殿岩日帰り登山に関して

笠取山へのアクセス

笠取山への公共交通機関を利用したアクセスはできません、バスがないので。

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マイカーかタクシーのみのアクセスとなります。

マイカーの場合は国道411号(青梅街道)を進み一ノ瀬高原を目指します。

一ノ瀬高原まで到着した後はひたすら林道を進み、時折現れる指導標に従えば

作場平の駐車場に到着するはずです。

 

笠取山周回登山のコースタイム

笠取山地図

作場平8:30→一休渡分岐8:50→ ヤブ沢峠9:40→笠取小屋9:55→小さな分水嶺10:05→

笠取山山頂10:40-11:00→水干11:25→唐松尾山12:45→西御殿岩13:20-13:30→

山の神土14:00→将監峠登山口15:25

合計登山時間 6時間55分 体感では8時間くらいの登山でした、笠取山から先が長い!

このコースの注意点:下山後は40分ほどかけて作場平に車を取りに行く必要があります。

 

この登山で使用したカメラ

NIKON D750+AF-S NIKKOR 28mmf1.4E

NIKON D810+AF-S NIKKOR 58mmf1.4G

2017_10_27_笠取山 | Flickr

 

2.奥多摩湖のさらに奥、奥秩父縦走路の山へ

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2017年10月27日午前5時35分、早朝の都内コンビニ。

夜明け前に埼玉の家を出て、車でひたすら奥多摩を目指します。

2017年の秋は奥多摩再訪をテーマにするぞという事で

苗場山が終わってから奥多摩エリアの登山をいくつか考えていました。

今回の笠取山もその一つ、奥多摩奥秩父エリアで

個性が光る特徴的な山という事で是非歩いてみたかったのです。

 

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午前7時10分、奥多摩湖。

青梅から先は青梅街道をひた走り奥多摩湖へ、さらに先の大菩薩ラインを目指して走り続けます。

下道は疲れるので奥多摩湖辺りで一旦休憩したいですよね。


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午前8時15分、笠取山駐車場。

奥多摩湖で休憩をしたら一ノ瀬高原を目指してひたすら走りました。

一ノ瀬高原の入り口が分かりにくすぎて一旦路を間違えたりもしましたが、

なんとか登山口に到着。

 

一ノ瀬高原へ向かう林道は一車線、さらに落ち葉で足元のようすが分かりにくいので注意です。

 

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駐車場はそれなりに広く、20台は頑張れば駐車できそうでした。

トイレもちゃんと併設されております、ちゃんと管理されているのできれいでした、星は一つ。

 

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午前8時30分、笠取山登山開始。

朝早くから多くの方が笠取山を目指していたようで、

結構人気の山なんだなと言うことが伺えました。

 

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スタートがすでに雰囲気よし、紅葉が綺麗な山の中を進みます。

 

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水源の森ということで驚くほど水が豊かです、事前に調べていたよりも水量が多くて驚きます。

 

D75_4950先ずは水干を目指して進みましょう。

 

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笠取山にはカジカ尾根と呼ばれる場所があるのですが、これが何でカジカなのか。

多分隣を走る渓流の水がきれいでお魚天国だからか。

 

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紅葉は至るところで最盛期を迎えていました、今年は紅葉綺麗だと聞いていたけど本当に凄い。

 

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黄色が多目ですけども、笠取山は後半赤もしっかりと出てきます。

 

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樹林の雰囲気がよい。

路も非常によく整備されており、非常に贅沢な場所です。

人も少なく気持ちのいい山歩きをすることができます。

 

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沢沿いの紅葉という完全勝利の方程式。

 

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黄金の森が広がります。

 

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笠取山山頂前まで、沢沿いはずーっとこんな素敵な景色が続きます。

 

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沢には魚が、警戒心が強いため近寄ると逃げてしまう、

おそらくカジカと思われる魚をこの日何匹か見ることができました。

 

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風流です、奥秩父のワイルドな紅葉を手軽に楽しむのであれば笠取山は超オススメ。

アクセスだけ難ありだけど、それさえ越えれば最高の景色が約束されます。

 

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気持ちのいい樹林歩き、水道局の方が整備しているからか路が綺麗。

 

3.紅葉と清流に彩られた水源の森、今年最高の紅葉を歩く

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笠取山まではかなり丁寧に標識があります。

 

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小気味良い木の階段と隣を流れる清流の気持ちよさは奥秩父エリアではトップ。

こんなに歩きやすくて気持ちのいい登山道はこのエリアでは他にない。

 

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川を見てみたらカジカがチョロッ!と逃げてしまいました、普通に川に魚が泳いでて驚きます。

それだけこの森の水は綺麗ということです、

笠取山の沢は森が産み出す水って感じが凄い。

 

アルプスだと岩や山肌からザバザバ流れる感じだけど、

ここは森から水が湧き出している感じがすごいある。

 

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紅葉も素晴らしい、言葉がでない。

 

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辺り一面黄金世界、これがゴールド・エクスペリエンス(黄金体験)か。

 

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紅葉にまみれた登山道は落ち葉でサクサクしてて気持ちいい。


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コケと落ち葉と清流、これに紅葉が組合わさり最高の登山体験が生まれる。


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東京都の水源はこんなに綺麗な森から生まれているんですね。

都民であれば見に行ってもいいんじゃない?

 

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進みます、道はあまり曲がることなくまっすぐと山頂に向かっていきますね。

 

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紅葉と言えば赤、黄、青のコントラスト。

 

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飴色に光輝く木々が眩しい。

 

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上を向けば常にこの景色、錦の空が広がる。

贅沢すぎる景色が常に広がる山、それが紅葉の笠取山。

 

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沢沿いは落葉樹林が多く色づきが非常に良い。

 

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しばらく金色が続きました。

 

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沢沿いからつづら折りの登山道を経て尾根路にとりつきます、

つづら折りの登りもご覧のような優しい感じで、とても登りやすく整備されています。

 

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笠取小屋に続く林道に合流、ここから小屋まで紅葉はラストスパートをかけてきます。

 

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ドンッ!と現れた絢爛豪華な紅葉、笠取小屋まで赤が強い紅葉が続くことに。

 

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来た道を振り替えって一枚、この非常に歩きやすい林道は最高でした、とにかく辺りが綺麗。

 

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笠取山は紅葉時期に歩く山ですね、間違いない。

だって他の季節よりも明らかにカラフルで楽しいです、こんなに紅葉が綺麗な山は早々ありません。

 

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どこを見上げても美しい。

 

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真っ赤な紅葉がとても綺麗でした、辺りを彩る黄色や飴色の紅葉が錦の景色を作り出す。

 

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楽しい時間はすぐに終わり、笠取小屋が見えてきました。

 

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午前9時55分、笠取小屋到着。

紅葉時期はすでに営業が終わってしまっている笠取小屋です。

小屋の前には結構広い休憩スペースがあり、食事には良い場所です。

 

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小屋はやってませんでした、見た感じかなりしっかりしてます。

 

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小屋のとなりには立派な公衆トイレも完備、バイオトイレみたいですね。

登山口にあったものと同じもののようでした。

 

4.落葉松と展望の笠取山へ

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笠取小屋から山頂を目指します。

笠取小屋でちょうど景色が変わりました、落葉紅葉樹林はほぼなくなり、落葉松林が始まります。

下から見ると落葉松はほとんど落葉していて紅葉は終わりといった状態でした。

 

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笠取小屋から先も木道が整備されており、

分水嶺まで苦労することなく歩けるようになっています。

 

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急に開ける景色、落葉松林はすぐに終わり草原地帯に。

 

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山頂手前の「小さな分水嶺」に向かいます。

 

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午前10時10分、小さな分水嶺到着。

富士川、荒川、多摩川の分水嶺となる地点に到着しました。

ここに降った雨はわずかな落下位置の違いで全く違う河川となり、

それぞれが太平洋に流れ出ていきます。

 

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大地を流れる水の旅が始まる場所です、ロマンを感じる。

自分が普段飲んでいる飲料水がどこからやって来るのか、

知らなくても良いけど知ってたら少しだけ豊かになれる。

 

荒川区に住んでいた頃も、埼玉に住んでいる今も荒川にお世話になってるんだろうな俺。

 

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奥秩父の展望台でもある笠取山、金峰山方面の展望も良いです。

でも目の前に見えるのは北奥仙丈岳とか国師ヶ岳かな?


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奥秩父縦走路方面、この山の方へ進んでいけば甲武信ヶ岳にたどり着く。

笠取山付近の景色を知ると奥秩父縦走路って結構気持ち良さそうに思えてくる。

 

ちなみに目の前のこの山は燕山(つばくろやま)、その奥には水晶岳と

北アルプスみたいな名前の山々があったりする。


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目の前に見える円錐形の山が笠取山です。

 

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笠取山山頂と多摩川源流の水干ですが、それぞれ微妙に離れた場所にあります。

おすすめは笠取山に登ってから、水干へ向かうルートです。

 

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笠取山手前に破棄されて朽ちた機械が、なんの機械だったんだろう?

 

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スキージャンプの競技台のような直登が続く笠取山の斜面。

男らしい一直線の登りはかなりの斜度です。

 

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笠取山は今回の登山のメインイベント、登りつつ辺りの景色を見ていきます。

先ずは後ろを振り替える、落葉松が綺麗ですね。

 

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甲武信ヶ岳へ向かう縦走炉方面、途中までは気持ち良さそう。

 

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富士山方面、南アルプスが見えますね。

 

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笠取山山頂方面、斜度がきつくゆっくり登らないとすぐに息切れしてしまいます。

 

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徐々に上がる、すると落葉松が思ったよりも綺麗に……。

 

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笠取山からの景色で代表的なものはこの富士山、

個人的には富士山は北~西方面から見ると綺麗だと思っている。

 

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午前10時40分、笠取山山頂到着。

最後の坂はゆっくりと歩くことに気を付ければ10分ほどで登りきることができます。

山頂はご覧のような感じ、5人くらいのパーティーなら休憩できる広さ。

 

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山梨百名山の一角、笠取山に到着です。

かなり気持ちのいい山なので、もっとメジャーになっても良いと思う。

気持ち良さ、山の楽しさを考えると二百名山級の力がある山だと思う。

 

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Q.秋から冬にかけての登山と言えば?

A.みかん


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みかんを食べながら見渡す笠取山山頂からの景色。

辺り一面に落葉松の黄色い紅葉が広がる。

 

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下から見たらほぼ散っていたのに上から見るとこんなにも黄色い、葉が残っている。

青と黄色のコントラストが今日の収穫。


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ホワイトバランスを曇りにあわせて撮影すると最高に黄色い景色がとれます。

三脚にのせてペンタックスのRRS等を利用すれば唯一無二の景色がとれそうです。

ニコンのカメラなんでそんな機能はないけどね。

 

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山頂からは富士山とこの落葉松の紅葉が目玉の景色として眼下に広がることでしょう。

笠取山のおすすめは紅葉シーズンであることは間違いない。

 

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奥秩父方面西側の山は標高が高く、山頂付近は紅葉が終わってるのがわかる。

標高1,500m程度の中腹が綺麗そうです。

 

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歩いてきた付近だけ木がなかったようです。

 

5.奥秩父縦走路を歩き唐松尾山を目指す

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山頂からの景色を大体楽しんだので先に進みます、

メインイベントは終わったがここから先の方が長い。

 

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「笠取山はピストン想定の山」

先に進みはじめてそう思いました、唐松尾山方面は登山道の雰囲気が一気に変わる。

普通の人は山頂から来た道を戻るように設計されているんだこの山は。

 

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標識が一気にこれです、さっきまでの木柱はどこに??

 

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水干方面まで降りる、道の雰囲気と細さがこれまでと全く違う。

 

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午前11時20分、源流の道合流。

画面左は水干を経て笠取小屋へ、右は唐松尾山を越えて将監峠に向かいます。

今回は両方歩きます。

 

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水干までは600m位だったか、10分歩かずに到着可能。

見てくださいこの整備された道を。

 

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水干までは整備されている、源流の目の前には真っ赤な紅葉。

 

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午前11時25分、多摩川源流地点、水干に到着。

多摩川の最初の一滴がこぼれ落ちる水干です、あんなに大きな多摩川も最初は一滴からはじまる。

 

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「あ?!一滴が無いじゃないか!!」

この日は天気がよく、滴る水滴は一滴もなく、

岩が湿る程度の水分が画面左上の穴の奥にあるだけでした。

多摩川最初の一滴を口にすること叶わず。

 

簡単に水を飲ませてくれた信濃川に比べるとかなりの塩対応です。

 

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水干の真正面には富士山、紅葉もちょうど良いところにあったのであわせて撮影してみました。

四隅が黄色くなるようにしたかったんですけどそう上手くは行かなかった。

 

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さて、水干から先程の指導標まで戻り、唐松尾山方面に向けて出発です。

落葉松林の中を軽快に進む、道は平坦で歩きやすい。

 

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笠取山に比べると唐松尾山方面は落葉松の紅葉が遅いらしい、葉がまだまだ残っています。

 

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奥秩父縦走路の一角ですが、とにかく倒木が多い。

 

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枯れてるわけじゃない、でも折れてる巨木がたくさん。

 

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笠取山までの道のような「優しさ」は無い。

奥秩父らしい笹と立ち枯れを見ながら登って降ってを繰り返す。


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唐松尾山までは道の状態がそんなに良いわけではないので、コースタイムをそんなに巻けず。

 

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唐松尾山手前から少しだけ景色がよくなります、この手前までは樹林で綺麗な景色は見れず。

将監峠方面は変わった景色です。

 

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いかにも奥秩父縦走路といった雰囲気の尾根道を歩き続けます。

 

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気がついたら広場に、ここは……。


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午後12時45分、唐松尾山山頂到着。

なんということでしょう、展望ゼロです。

いや、知ってたけどやっぱりショックです、本当に通り道の途中というか、

どうでも良い広場に山頂がありました。

 

6.和名倉山の展望、西御殿岩へ

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名も無き頂みたいな唐松尾山山頂をあとにして西御殿岩にいくことにしました。

地図上では笠取山より東で眺望が良いのは西御殿岩ということになっています。

 

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唐松尾山から西御殿岩までは林業の手が入っており、最近整備されたばかりの雰囲気が漂う。

 

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倒木と笹の登山道、午前中の紅葉はどこに……?

 

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うぐいす色の景色が延々と続く山道を歩き続ける、西御殿岩まで地味に距離がある。

 

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途中現れる将監峠分岐を西御殿岩方面に曲がると20分ほどで岩場が登場します。

この岩場を上りきれば西御殿岩山頂に到着です。

 

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午後1時20分、西御殿岩到着。

西御殿岩からは奥秩父の東側にある奥多摩方面をよく見渡すことができます。

画面奥にいるのは雲取山……ではなく飛竜山とかかな?

 

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ダッフィーも満足できる眺望でしょう。

 

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さて、この西御殿岩からの景色でもっとも目立つのは将監峠と

そこから延びる和名倉山への稜線でしょう。

日本二百名山「和名倉山」はNHKグレートトラバース内でも

樹林が綺麗な山として取り上げられました。

 

落葉松が大半を占める植生で、紅葉時期に歩けば確実に楽しい山とのこと。 

和名倉山西面のこの紅葉を見ても綺麗な山なのは間違いないと確信。


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奥の黄色い稜線が和名倉山ですね、東側斜面が落葉松で閉められており黄色に染まっています。

あれは確かに凄そう。

 

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稜線地帯も東側だけは落葉松地帯なんだろうか?

ここからでは見ることができません、雲取山縦走とかだと東面をみれそうだけど。


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和名倉山への想いが高まったところで、辺りの紅葉を確認。

うーん、谷底方面の紅葉は結構すごい……、黄色が多いんですねこのエリア。

 

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和名倉山への稜線上には特徴的なはげ山が2つ、展望台みたいな山ですね。

地図上でガバアノ頭と呼ばれている場所かな。

 

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将監峠方面、この時点では地図と地形が一致しておらず、

下の開けた場所には降りないよねと思ってました。

でもあの辺が将監峠だったのです……、結構距離が離れてて戦慄しました。


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将監峠周辺は上から見るとそんなに紅葉しているわけではないように見えます。

 

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西御殿岩からは富士山もくっきり。

 

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西御殿岩から降りて将監峠を経由して三ノ瀬へ向かいます、下山がまだまだ長い。

 

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途中登山道修復の工事をしていました、

この日ヘリが頻繁に飛び交っていましたが機材を運んでいたからなんですね。

 

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西御殿岩から見ていた開けた場所(山の神土)はあるいてみると30分くらいで到着でした。

 

7.錦の下山

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午後2時10分、山の神土。

この指導標が出てきたら将監峠方面に進みましょう。


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木々に三ノ瀬って書いてあったりするので見逃さずに。


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植林地帯を抜ける、ここめっちゃ気持ちが良いです。

 

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これまでのハードな山歩きが嘘みたいに楽しくなる道。

和名倉山ってずっと樹林のきつい山かなと思っていましたが、

これを登ってくるとなると結構楽しそう。

 

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紅葉も綺麗です、笠取山とはまた違ったよさがある。

 

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木漏れ日が気持ちいい尾根と黄色に包まれた紅葉、こちらも当たりでした。

 

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将監峠方面の紅葉は葉が大きい木々が多い印象、笠取山に比べるとより黄色が強い。

 

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紅葉時期の笠取山、和名倉山はかなりの優良物件のようです。

 

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目の前が全部金色です。

 

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茶色っぽい紅葉は飴色に輝いてとても綺麗。

 

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色々な絞りで撮影したくなる。


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日も傾き始めた時間に歩いてますが、

雰囲気で言えば沢がないだけで笠取山と同様の紅葉を見ることが出来ます。

 

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ふっかふかの落ち葉絨毯、気持ちが良い。


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三ノ瀬までは単調な下山が続きますが、紅葉のお陰で退屈しない。

 

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標高を落とすにつれて赤が増える。

 

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標高1,300mを割ると紅葉は全盛を迎えました。

 

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笠取山、将監峠の紅葉はかなりお勧めです。

 

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水源林として管理が行き届いたこのエリア、森がとにかく綺麗で良い。

 

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午後3時00分、牛王院下。

三ノ瀬は画面奥に向かって進みます。

 

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道が開けて歩きやすくなりました、将監峠までは登山道がよく整備されている。

 

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今回の登山は奥多摩奥秩父だからといって舐めてました、ごめん。


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絢爛豪華な紅葉に包まれて満足の一日です。

 

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林道に出たらあとはひたすら一ノ瀬高原を目指します、林道は少し長かった。


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夕方に歩くこの雰囲気、嫌いじゃないけどね。

 

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昔の車が捨てられているところまで来たらもう一ノ瀬高原です。

 

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一ノ瀬高原に戻ったら車道を歩いて駐車場まで戻ります。

 

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結構距離が長く30分から40分くらい歩き続けるので覚悟しておきましょう。

 

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最後、橋を渡って下山終了でした。

秋の笠取山大成功、やはり奥多摩奥秩父は良いところです。

百名山以外にも良い山ってたくさんあるよねって思いました。

 

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下山後は道の駅たばやまへ。

こちらは温泉が併設されている道の駅で、下山後の入浴にはもってこいです。

笠取山から東京に戻る経路上にあるので便利。

 

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駐車場から温泉までは少し離れており、橋を渡っていかなくてはなりません。

 

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温泉は非常に広く、お食事処完備の良い温泉でした。

お風呂も暖かく種類もしっかりしていて、非常に良い温泉でした。

 

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牛乳は明治でした、風呂上がりは牛乳に限るな。

 

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お腹が空いていたので温泉でご飯を食べることにしました、

無性にかき揚げ丼が食べたかった……。

 

これで清流、紅葉、温泉、飯と一日を満足しきった登山でした、笠取山は本当に最高だぜ。

帰り道も下道で帰るので、高速代がかからないのがいいところでした。

さすが奥多摩のさらに奥、アクセスも単純でとても助かりました。

 

8.まとめ

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笠取山~唐松尾山周回縦走

素晴らしい紅葉登山でした、紅葉の綺麗な山は日本各地にあるでしょう。

この笠取山は東京都の奥地奥多摩から少し先、

関東でも奥地に行けばこれ程の紅葉を見れるというわけです。

 

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絢爛豪華、色とりどりの木々に彩られる山道。

奥多摩エリアだと御前山より西に行かなくてはなかなか見ることができないのですが、

笠取山まで来ればシーズン随一の紅葉が見れる可能性はぐんと上がります。

登山道付近は黄色が多く、笠取小屋付近からは赤、黄、飴色、緑と

カラフルな景色が広がることでしょう。

 

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奥多摩源流の地「水干」からは美しい富士山を眺めることも可能です。

アクセスに車が必要になってしまいますが、

作場平にたどり着けばそこから先は難なく登れる山でした。

 

身近な場所でなかなか行かない秋の奥多摩ですが、歩いてみればわかる素晴らしさ。

是非ともおすすめです。

 

人生最高の山は続く。



笠取山の地図はこちら

ヤマケイ アルペンガイド4 奥多摩・奥秩父 (ヤマケイアルペンガイド)

ヤマケイ アルペンガイド4 奥多摩・奥秩父 (ヤマケイアルペンガイド)

 

 

この登山で役に立ったアイテム 

秋から冬はみかんの季節です、雪の無い山にいくときは必ず携帯したいアイテムです。

富士山を見ながら食べるみかんは最高。

 

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スマホで地図が流行っていますが、

電池が切れると心配なのでマップケースに地図いれて歩くのがやはり良いですね。

マップケースだとすぐに地図を確認できてとても便利です。 

  

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高い装備は買えなくてもこれだけは揃えておきたいアイテムです。 


こちらの記事もぜひご覧ください