Red sugar

山と写真とカメラが趣味の人にお勧めな登山ブログ、全国の山の登山情報と山岳写真情報を書いています

【尾瀬】燧ヶ岳、遥かなる尾瀬の頂から眺める悠久の展望、尾瀬沼と尾瀬ヶ原を歩きつくす一日縦走の旅

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2016年7月11日、遥かなる尾瀬の最高峰燧ヶ岳へ行ってきました。

最高峰の標高は2,356mとなります、ほぼ関東な燧ヶ岳ですが東北エリア。

日本においては燧ヶ岳から北側には燧ヶ岳以上の標高の山は存在しません、

そんな東北最高峰の燧ヶ岳を登り、麓の尾瀬ヶ原を駆け抜ける登山をしてきました。

総合計距離は25キロ以上、10時間以上に及ぶ登山となりましたが、

尾瀬の大体の概要を知ることができた貴重な経験となりました…。

 

ニッコウキスゲが咲き乱れる時期を狙い訪れた尾瀬燧ヶ岳、新道側からのアプローチは険しく

非常に困難が付きまとうものでしたが、山頂の展望は一級品。

日光や北の山々を一望し、尾瀬の景色を心ゆくまで楽しめる素晴らしい景色を見る事が出来ます。

登山ハイシーズン、真夏の尾瀬の旅の始まりです。

 

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泥道で埋め尽くされる長英新道を歩き、うんざりするような樹林を抜けた先に広がる蒼い空。

急登にかけられた木道は到達地への道標として、存在感を遺憾無く発揮している。

かけられた合板の板に足をかける度に息が上がり、脹脛に乳酸が蓄積されてゆく。

着実に体を蝕む疲れに逆らい、東北最高峰という頂きに立つ為に体をゆっくりと持ち上げてゆく。

吹き出る玉のような汗に夏を感じる。

 

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ふと後ろを振り向くとそこに広がっているのは尾瀬沼の景色。

遠景の屏風のような景色に日光白根や男体山といった名だたる日光の名峰を描き

尾瀬の湧水を一身に受け止める湖は悠然とその姿を携えている。

 

つい先ほどまで尾瀬沼の辺りを歩き、短いうちに随分と高いところまで登った。

上を見上げれば山頂は直ぐそこに、頂きを目指し今はただ歩くのみであった。

 

 

はい、今回は遥かなる尾瀬の最高峰燧ヶ岳です。

燧ヶ岳を上には幾つかのルートがあり、最もお勧めされるのは福島から御池を使うコースですが

今回は関東は群馬側から大清水を利用し長英新道を登るルートを使用しています。

この長英新道、新道と名のつく物は大体つまらないのですが……とても樹林帯です。

泥道になっている部分も多く、見所もあまりないので、

燧ヶ岳はやはり御池から登るのが良さそうです。

 

今回は大清水→燧ヶ岳→尾瀬ヶ原→鳩待峠という尾瀬を1日で縦走する

ある意味非常に勿体無い登山をしています、普通に考えれば一泊して楽しむべき道なので。

もし同じコースを歩くのであれば途中で一泊挟むことを強くお勧めします。

 

尾瀬は日帰りで全てを楽しむような場所ではなく、一泊してのんびりすべき場所です。

それを心に留めて楽しむととても幸せになれると思います。

 

今回は関東からは手軽にアクセスできる群馬側からの登山です、尾瀬ヶ原に関しては参考になると思います。

 

 

1.燧ケ岳、尾瀬ヶ原横断登山に関して

アクセス

●公共交通機関 

【電車】上野→沼田  2590円

【バス】沼田→鳩待峠 2100円

【バス】鳩待峠→沼田 2100円

【電車】沼田→上野  2590円

合計 9380円 公共交通機関を利用すると高くつくので、観光バスか車をお勧めします。

 

●車(今回は車を利用しました)

沼田IC下車後 国道120→国道401で戸倉を目指す、カーナビは尾瀬戸倉温泉などお勧め。

【高速】浦和南→沼田(ETC/深夜)    3130円

【駐車場代金】尾瀬第一駐車場    1000円

【タクシー】尾瀬第一駐車場→大清水 4000円

【バス】大清水→一ノ瀬       700円

【バス】鳩待峠→尾瀬第一駐車場   900円

合計 9730円 2〜3人人がいるだけで丹沢に行くよりも安く尾瀬に行けます。

人がいるのであればレンタカーを借りても安くつきます。

 

コースタイム

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尾瀬第一駐車場4:10→大清水4:35-4:50→一ノ瀬5:20→尾瀬沼山荘6:20→長蔵小屋6:50→

長英新道分岐7:10→ミノブチ岳9:00→俎嵓9:35-10:00→芝安嵓10:15-10:25→

ナデッ窪分岐10:55→沼尻休憩所前12:00→見晴13:05→竜宮小屋14:00→山の鼻14:50→

鳩待山荘15:50

合計登山時間 10時間30分 尾瀬がこんなに辛い場所だなんて思わなかった。

尾瀬は一泊して楽しむべき場所です。

 

2.大清水から登る燧ヶ岳 

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2016年7月11日4時10分 尾瀬第一駐車場。

去年のゴールデンウィークに訪れた尾瀬、今年は夏真っ盛りの7月に訪れることとなりました。

夜明け前の薄暗い中、尾瀬沼の入り口である大清水に向かいます。

 

第一駐車場トイレにはウォシュレットが完備されており非常に綺麗、用を足すならこちら。

 

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大清水迄はタクシーを利用、料金は4000円付近なので三人か四人メンバーがいると吉。

尾瀬第一駐車場から大清水まではバスはないのでタクシー会社に連絡をする必要があります。

因みにタクシー会社ですが朝の4時でも電話か通じました、すげぇ。

 

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午前4時35分、大清水駐車場到着。

車に揺られること20分ほどで大清水へ、タクシーの乗り心地が悪く吐き気が…

道のワインディングも激しいので酔う人は酔いますので注意。

 

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尾瀬の看板、遂に来たぜ遥かなる尾瀬!

 

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大清水にはトイレがありますが、第一駐車場のようなウォシュレット付きのトイレではありません。

なので用を足すなら第一駐車場がおすすめです、トイレの話は重要なので二度言います。

 

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午前5時20分、一ノ瀬登山口。

大清水からタクシーチケットを購入して登山口へ、やはり尾瀬はこういう細かい回送にお金がかかる。

タクシーを降りたら早速プレイボールです。

 

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まずは最初の目的地、尾瀬沼を目指します。

まだ薄暗い森の中を尾瀬の台地に向かって登っていきます。

 

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早速現れる木道、尾瀬=木道というイメージだったのでこの木道を見たときは嬉しかった。

 

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薄暗い中進んでいきますが、途中橋が落ちている場所がありました。

今は新しい橋が架けられているので大丈夫です。

 

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日が上がり木の葉や大地を照らし始めた、新しい一日が幕を開けようとしている。

 

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午前6時10分 三平峠到着。

一ノ瀬から尾瀬沼までの中間地点三平峠に到着しました、ここまでくれば尾瀬沼はすぐです。

 

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今回同行しているのは登山百景様とよくコメントをくれるやけん氏。

3名での登山ではあるが、二名ともブラック登山がしたいという事で燧ヶ岳へ。

燧ヶ岳に行くのであれば基本的には御池からですが、ブラック登山がいいという事で

何の面白味もない長英新道を利用し、さらに尾瀬ヶ原まで歩くという事に。

 

繰り返し言いますが、尾瀬はとてもいいところなので燧ヶ岳に行く際は御池から行きましょう。

二人は犠牲になったのだ…。 

 

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道端に咲く花を撮影しながらテンションを整える、尾瀬沼についてからが本当のスタートだ。

 

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木々の隙間から尾瀬沼が時折姿を現す、全体像を見ることはできないが

奥の景色を見るに間違いなく雄大な自然を目におさめることが出来そうだ。

 

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午前6時20分、尾瀬沼山荘に到着。

一ノ瀬を出ること一時間程度で小屋に到着です、本日最初の目的地尾瀬沼についたと同義。

 

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小屋自体はとても美しく、風呂も完備です。

尾瀬に来るならこういった所に宿を取り、一日ゆっくりと過ごすのが正解なのでしょう。

我々はあえてのブラック登山ゆえそんな余裕はないのですが。

 

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尾瀬沼の畔に移動してみます、すでにこの辺りから絶景が約束されている雰囲気がする。 

 

3.朝の尾瀬沼、遥かなる景色は刺激的

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絶景、絶景が広がっている。

早朝の湖は霧が立ち上がり幻想的な見た目をしていました。

朝は風も少なく水面は空の鏡台として佇んでいます。

 

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正面にはこれから登る燧ヶ岳の勇姿が、ここからだと以外と高く感じないかもしれません

尾瀬沼自体の標高が高いので単純な標高差では1,000mなかったりします。

 

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森のなかに静かに咲く花を横目に次の目的地である長蔵小屋を目指します。

 

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尾瀬沼の周回路にはいればそこはまさに尾瀬!

求めていた木道、左右の湿原と尾瀬らしい尾瀬が姿を表して感動を覚えます。

 

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左手を見れば尾瀬沼が広がる、山々が見えないので開けたような景色だ、これは意外だった。

 

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午前6時45分、長蔵小屋前分岐地点。

この指導標が見えたら長蔵小屋はすぐそこです。

 

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午前6時50分、長蔵小屋到着。

尾瀬沼周辺の小屋としては沼山峠と大清水の中間にある小屋です、

燧ヶ岳と尾瀬沼をバックにした景観の良い山荘ですね、泊まりたい。

 

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この小屋の前には水が湧き出しているので、プラティパスや水筒のお水を変えるにはもってこい。

尾瀬のおいしい水をたっぷり補給してこれからの長い道のりに備えます。

 

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小屋の前にはヒメサユリも咲いていました、見る機会がない花なので驚きです。

 

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こんな感じに何株も咲いていました。

ヒメサユリ自体は信越か北東北でなくては見る事が出来ないと思っていたのでとても嬉しい。

 

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小屋を出て長英新道を目指して歩みを続けます、この木道歩きが非常に楽しい!

 

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周囲には一面のニッコウキスゲ。

尾瀬沼のニッコウキスゲはちょうどシーズンだと睨んでいたのですが、少しだけ早かったか。

 

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早朝はまだ花が開ききっていない様子、でも花の数は膨大なので問題ないな。

 

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ニッコウキスゲの楽園の中を歩く登山者達、尾瀬沼のいい時期に来れたと思う。

これが見たかったんですよ僕は!

 

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朝露に濡れるニッコウキスゲ、朝の蒼い空気の中でも凛として咲いている。

 

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今年は色々と花を追いかけて登ることが出来た、ニッコウキスゲも見ることができて大満足です。

 

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日当たりのいい所で全力で咲いているニッコウキスゲ、カメラで撮影するのがとても楽しくなる。

花を撮り始めるとマクロレンズがほしくなってしまいますね。

 

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沼山峠方面の湿原は草原とニッコウキスゲに彩られた穏やかな景色が広がっていました。

 

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午前7時10分、長英新道入り口。

ここからが長い戦いの始まりである、コースタイム上は3時間30分、等高線の感覚が広く

途中までは緩やかな登りが続くことが予測される、横に長いコースだと言うことである。

 

4.長英新道、長く見どころのないつらい道の始まり

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長英新道にはいってからは木道歩きは終わり樹林帯歩きとなる、

土の部分は泥っぽくなっておりなかなか歩きにくい。

 

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雨上がりの直後であればとてもじゃないが歩けない道だろう、泥が非常に深い。

 

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イグチ科のキノコが生えていた、ヤマドリタケとかその辺だろうか?

 

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暫く歩くと一合目指導標が現れる、燧ヶ岳長英新道を彩る悪魔の囁きである。

 

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圧倒的樹林、水の音は一切しない静寂に包まれた世界を歩き続ける、

雰囲気が圧倒的に丹沢大倉尾根と同じなのは気のせいだろうか。

 

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二合目、下を向いて歩き続けてひたすら耐える。

横に長い登山道であるため全く標高が上がっていかない、

登り始めさえすればそんなにキツくはない標高差ではあるのだが…。

 

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時折魅せる花達に癒しを受けつつ、ゆっくりと歩みを進めて行く。

 

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いつもの樹林である、登りの雰囲気は会津駒ヶ岳にとてもよく似たものを感じる。

 

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整備された階段、時折現れるこの登りに足を削られて行く、階段の方が登るの辛いんだぜ…。

 

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三合目、早くも僕の心は稜線を求めている、目の前に広がる無慈悲な樹林に言葉もでない。

 

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階段を登り展望を求めひたすら登り続ける、登りはそんなに早くないので時間が心配だ。

 

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岩と土のミックスももちろん用意されている、典型的な樹林ルートを尾瀬まで来て味わう…。

 

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五合目、四合目はどこにあったのだろうか?

下を向いてあるいていたら見落としてしまったようだ。

五合まで来たら流石に展望も晴れてきた、下界の尾瀬沼がよく見え始める。

 

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尾瀬沼の向こうに屏風絵のように佇む日光連山、目印はいつもの日光白根山だ。

画面センターに位置する一つだけポコンと出たやつが日光白根山だと思う。

 

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展望の逆を見れば苔むした樹林帯が広がっている、

森林限界のような場所は山頂付近しかない燧ヶ岳では樹林をいかに楽しめるかが重要。

 

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休憩するやけん氏と登山百景氏、僕よりよっぽど健脚だ。

 

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山頂の姿も見えるようになってきた、燧ヶ岳の双耳峰のうち、片方が見える。

この時点では俎嵓なのか芝安嵓なのかはわからない。

 

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七合目、また歯抜けになってしまったけれども大分標高はあげてきた、

ゴールまではあと三合と考えれば元気がわく。

 

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山頂に近づくにつれて道も整備されてきた、階段がやたら姿を表すように。

天空へのビクトリーロードであれば嬉しいのだけど、そういう雰囲気は全くしない。

 

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この辺からは満開の石楠花が僕を迎えてくれた、

瑞牆山以降石楠花とは無縁だったのだが…燧ヶ岳の山頂付近で再び石楠花を拝むことが出来た。

 

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ニッコウキスゲの時期であれば石楠花も楽しむことができる、

花が2度美味しい素敵なお山らしい。

快晴の空の下で見る石楠花は本当に美しい、やはり登山は晴れている日に限ります。

 

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石楠花と階段の入り乱れる山頂直下、この景色が見えたら休憩地点はすぐそこです。

 

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午前9時00分、ミノブチ岳到着。

燧ヶ岳山頂である俎嵓、芝安嵓を見渡すことができる山頂直下の展望台です。

休憩ポイントとしては丁度いい、山頂はここから30分ほどです。

 

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尾瀬沼の展望も大分よくなりました、日光白根山もよく見えますね。

 

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そしてこれから登る山頂も綺麗な姿を現しました、まだ結構距離があるような…

本当にコースタイム30分で登れるのかちょっと不安になる。

 

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休憩している暇はないので水を飲みすぐに登山再開、石楠花トンネルを抜けて山頂を目指します。

 

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石楠花は標高を上がれば新鮮なものが何株も咲いていました。

ピンク色のかわいい花がそこらかしこに咲き誇っています。

 

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もちろん白株もあり。

燧ヶ岳の石楠花も今年はよかったのでしょうか、すごい数の花でした。

 

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快晴の石楠花、尾瀬よありがとう。

 

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石楠花トンネルを潜り抜けて歩くのはとても楽しかったです、

毎年こんな花に囲まれた登山をしていきたいものである。

 

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八合目指導標、ここまで来たら山頂まではもうすぐです。

無言で登り続ければ15分以内には確実に到着することができるでしょう。

 

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山頂に向けて水を口に含んだら、もくもくと登り始めます。

登山百景様が先回りして写真とったりしてくれたけど僕にはそんな余裕はなし…。

 

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山頂手前は岩山となっており、これまでの樹林帯歩きとは全く雰囲気が変わります。

滑落しないよう注意しつつ、浮き石を踏まないように登っていきましょう。

 

5.俎嵓、尾瀬エリアの山を見渡す大展望の山頂

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午前9時35分、燧ヶ岳山頂俎嵓到着。

長かった…、ひどく長い長英新道をやっとの事で登りきりようやく山頂です。

一合目からはしっかりと2時間かかったようですが、体感ではもっと長かったと思う。

でもコースタイム3時間30分だから相当巻いたんですね。 

 

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こちらの山頂には社が整備されている代わりに山頂碑が置かれていません、

本当の山頂は隣の頂だからしょうがないのですが…。

 

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山頂から見る尾瀬沼は格別、頑張って登ってきたものだけに与えられるご褒美です。

 

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まだメインディッシュは残っているんですけどね。

こちらが燧ヶ岳の最高峰芝安嵓、標高2,356mとなります

今僕のいる峰が標高2346mと10m低いのです。

 

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燧ヶ岳山頂とダッフィーを撮る。

夏の尾瀬とか中々来れない所にこれてダッフィーもさぞ満足じゃないだろうか?

 

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これから登る山頂と、最後に歩く奥の尾瀬ヶ原に向けて挨拶。

今日も晴れて最高、感謝しか出てきません。

 

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感謝を表した直後に横になり惰眠を貪りはじめるRedsugarの図。

10時00分まで25分ほど休憩を取ったのち芝安嵓へ移動しました。

 

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午前10時20分、燧ヶ岳山頂芝安嵓到着。

俎嵓を出た僕らは20分ほどで芝安嵓へ、短いコースだったので写真を撮るのを忘れていた。

芝安嵓山頂では三人で記念撮影をゲット!

 

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最高の景色に乾杯、登山をしていて山頂に着いたときに味わうこの感動は何物にも変えがたい。

 

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やけん氏も嬉しかったようだ、原始の野生の姿に戻っていた。

 

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燧ヶ岳山頂碑、至仏山の山頂碑ととてもよくにています。

どっしりとしていてかっこいい!

 

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燧ヶ岳山頂から尾瀬ヶ原に降りることができる見晴らし新道ですが、

僕の歩いた日は崩落事故から復旧しておらず、来た道の方へ引き返すことになりました。

今は開通しているので燧ヶ岳経由での尾瀬ヶ原は比較的歩きやすいと思います。

 

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次の目的は正面に鎮座する至仏山の麓、山ノ鼻です、鳩待峠から尾瀬第一駐車場へ帰ります。

 

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山頂からは一旦引き返しミノブチ岳へ向かいます、石楠花に別れを告げて来た道を引き返す。

 

6.ナデッ窪、スパルタ下山の始まり

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ナデッ窪分岐地点まで戻ってきました、ここを直進し続けると本日の下山道ナデッ窪に出ます。

登山道としてはかなりお勧めできない道なので、このblogで見るだけに留めておくのが吉。

 

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このコースは枯れ沢のような場所を一直線に下っていくというそれはもう過酷なもの。

膝が悪い人間が利用すれば一発で足が破壊されること間違い無し。

 

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ジェットコースターの登りのような雰囲気を醸し足す、この先は急転直下の下山道。

傾斜的には男体山を少しキツくしたくらいはある。

 

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岩でおおわれた急斜面を転がるように下っていきます、一直線です。

ものすごい速度で標高が下がっているのがわかる、そして足に来るダメージも半端ではない。

 

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もちろんこんなコースを使う人はあまり居ません、少し荒れ気味の登山道になってるし。

膝が強いので油断しきっていましたが、流石にこのコースは辛かった。

 

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岩道の荒れた登山道が終われば樹林帯でジメジメした泥道が始まる。

木道はまだ先か?とにかく早く尾瀬におりたいという気持ちで一杯になる。

 

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午後12時00分、尾瀬沼沼尻方面へ下山完了。

ナデッ窪を下り始めて1時間で下山完了です、標高差600mくらいを1時間で降りた模様。

とんでもない急斜面だったのでこのコースタイムも無理はない…。

ちなみに普通のコースタイムは降り2時間です。

 

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燧ヶ岳とやけん氏、この道をまっすぐ歩けばナデッ窪。

 

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沼尻休憩所の裏を歩いて見晴を目指します。

尾瀬沼と尾瀬ヶ原を繋ぐ道に突入しますが、この道は樹林帯です。

 

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最初は尾瀬沼北側の木道を歩き続ける、ここも湿原地帯なので池塘がたくさんあります。

 

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木道歩きがずっと続けばいいのにと思っていたのに樹林帯の登りへ突入。

緩やかなアップダウンに僕の足は限界を迎える。

 

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登山道と木道がミックスされた樹林帯、辺りをキョロキョロと見回してみたのですが

特に花も咲いておらず、いつもの樹林が広がるのみ、おかしいここは尾瀬なはずでは…?

 

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巨木の広場、目印になる大木が一本。

見晴まで半分は確実に越えていた場所だと思う。

 

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再び木道をかけ降りる、途中何人ものテント泊装備の方とすれ違う。

聞くにあと30分くらいで見晴に着くようである。

 

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目立った水場がない登山道だったのですが、一ヶ所だけ川のほとりの休憩所がありました。

見晴側にあるので、休憩におすすめ。

 

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水は冷たくて気持ち良さそう、タオルに水をたっぷりと含ませて顔を洗いたい。

しかし先を急ぐ身故に見晴まで我慢。

 

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マルバダケブキが咲いていました、癒されるぜ…。

 

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午後12時50分、見晴手前分岐到着。

この分岐指導標が見えたら見晴はすぐそこです。

 

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午後1時5分、見晴到着。

尾瀬ヶ原の小屋が一同に集まる宿泊地帯、ここだけ町みたいになっていて驚きました。

 

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水が少なくなっていたので補給しつつジュースを頂きました、あー甦る…

因みにここでのジュースの値段は300円、意外と安い良心的。

内地の山は小屋まで来ればビールやジュースを飲むことが出来るのがいいですね。

北海道ではこういった幸せには中々ありつけない、景色は最高なんだけど…。

 

7.尾瀬ヶ原、遥かなる尾瀬の広大な木道を行く

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見晴には無料の休憩所が設置されており、ここで足を広げたりすることができます。

僕もここで休んでいきたい気持ちになりました。

 

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向かい側には見晴公衆トイレが。

こちら尾瀬のど真ん中にあるとは思えないくらいの美しさ、やはり尾瀬は開発されてる。

トイレとかがすごく綺麗だもの。

 

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ジュースを飲んで体力を回復させたら尾瀬ヶ原を歩いて鳩待峠に帰る覚悟をします。

ここからは6キロくらいの道のり、走れば30分でつくのにな~と思いつつも、

すでに限界を越えた足でどこまで歩けるのかの実験が始まる。

 

つい最近も丹沢主稜縦走で同じような絶望を味わったばかりのような…?

 

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正面にズデーンと鎮座している至仏山。

下から見るとでかい、燧ヶ岳山頂から見た姿よりも遥かに迫力がある。

 

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此方は燧ヶ岳、こっちはこっちでデカイ。

というか本当に二時間前に山頂に居たのか疑問になるようなサイズである。

 

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右手を見ると景鶴山が見える、一ヶ所だけ岩がポコンと突き出した山がそれ。

冬でなければ上れないらしい、冬の尾瀬とか雪が深すぎてやばそう。

 

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遥かなる尾瀬の景色、これぞ尾瀬らしい尾瀬。

みんなが想像する尾瀬の景色だろう、木道の脇は湿原が広がってゆく。

 

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所々を流れる川の中には水草が生い茂り、清流の持つ清潔感と冷たさを存分に伝えてくる。

ここにいる生き物は美しさの中でなくては生きて行けないものばかりなんだろう。

 

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木道の途中には福島県と群馬県の県境がある、

今までは東北福島県に居たのだがここから先は北関東群馬県に入る、ただいま関東。

 

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尾瀬ヶ原の木道にもニッコウキスゲはちらほらと咲いていました、尾瀬沼ほどではないが。

尾瀬沼と尾瀬ヶ原で気候が若干違うということらしい、咲く時期も違うとか。

 

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午後2時5分、竜宮小屋到着。尾瀬ヶ原の中心地にある小屋です。

尾瀬ヶ原を楽しむのであれば見晴ではなく竜宮小屋の方が良さそうですね。

 

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鳩待峠のバスに間に合うためには休んでいる暇などないので歩き続けます、

写真を撮りながらゆっくりとね!

この景色はまさしく尾瀬だなぁ…、最高だけども出来れば一泊してのんびりしたいです。

 

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至仏山に向かってひたすら歩き続けます。

この日はグレゴリーZ35を背負っていたのですが40でもなく35で本当によかった。

適度に軽く沢山荷物が入るので入るので助かりました…、

ナデッ窪降りるときもその特殊な形状に助けられたぜ。

 

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広くて距離感がよくわからない、青々とした湿原が見渡す限りに広がっている。

 

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所々にある池塘には蓮の花が咲いていました、高山らしくとても小さく花梨な蓮の花です。

 

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夏を彩る尾瀬ならではの風流なんじゃないだろうか。

 

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山ノ鼻を目指して歩き続けます、2キロごとに休憩地点が設置されているので休みつつ進む。

 

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尾瀬を流れる川はどれも美しい。

 

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振り返って今日歩いた道を思い返す、燧ヶ岳に登ったのが遥か昔のことのように思える…。

遥かなる尾瀬の頂は尾瀬ヶ原から見ても雄壮な見た目をしている。

 

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山ノ鼻まで大分近づいてきた、ここまで来ればもう安心だ、コースタイムも十分巻いている。

木道を歩き至仏山荘を目指す。

 

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午後2時50分、山の鼻尾瀬ロッジ到着。

至仏山の麓にあり山の鼻と呼ばれるエリアに到着しました、ここは見晴と同じく

尾瀬の宿泊施設が集まる一大登山基地です、尾瀬ヶ原と至仏山への入り口ですね。

 

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山荘にすかさず飛び込み休憩、文明の香りにこんなに安心したことがあるだろうか?

最近は結構同じ気持ちになってるか…、アスファルトとか見るとうれしいもんな。

尾瀬の山荘は風呂があるのが本当にいいところですよね。

 

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山荘に飛び込んだ理由はこれです、ソフトクリーム。

糖分が非常に不足した体に吸収されてゆくミルク、このソフトクリームで大分頭がはっきり。

やっぱり登山においてソフトクリームは偉大だわ…。

 

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山の鼻で休憩を入れたらすぐに鳩待峠への下山に移ります、ここまで来たらあと少し。

早めのバスに乗って駐車場まで戻りたい気分です、僕は早く風呂に入りたいんだよ。

 

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山の鼻の山荘街、発展してます。

 

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これだけ見ると田舎の喫茶店とかに見える、鳩待峠からは1時間程度歩けばつくので

登山の格好をしていない人もたくさん居ました。

 

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山の鼻から鳩待峠へは登りです。

脹脛と太ももの筋肉はすでに限界を超えている、この状況で1時間の登り…。

尾瀬とはこんなにつらい場所だったのかと唇をかみしめて登っていきます。

 

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階段に続く階段、エンドレスで続く階段にどんどん足の体力を奪われる。

上がれど上がれど付かないゴールに不安な気持ちにさせられました。

 

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午後3時50分、鳩待峠到着、燧ケ岳‐尾瀬縦走下山完了!!

ようやく尾瀬の入り口鳩待峠に戻ってきました…、疲れたぜ…。

疲れるのが約束された登山をやり抜くことの辛さがどんなに大変かよくわかりました。

 

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鳩待峠には観光客と登山客が入り乱れカオスなことに、とりあえず水場で顔を洗い

タオルで汗を簡単に落とし帰りのバスまでの時間を過ごしました…。

二日分くらいの汗をかいていたのは間違いない。

 

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下山後は尾瀬近郊にあるほっこりの湯へ、アットホームなサイズの大浴場で汗を流し。

登山百景様のインタビューを風呂上りに応えるというイベントもありかなり楽しかった。

tozan100kei.com

すごい丁寧に記事を書いていただき本当にありがたやー!

これからもがんばって写真を撮って記事を書いていきたいという気分にさせられました。

 

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風呂上りはもちろん夕食へ、三人ともお腹がすいてしょうがない状態だったので焼肉を選択。

地方の名店を探すのではなく尾瀬近郊の地元密着型の焼き肉店に駆け込み勝鬨を上げることに。

 

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カルビとご飯をひたすらお腹に搔き込んでゆくという作業の果てに、

尾瀬燧ケ岳登山を終わらせた満足感を語らいこの日の登山を終えるのでした。

飯食った後の運転がとても眠かった、やはり登山の最後の壁は運転だと思った瞬間でもある。

 

8.まとめ

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遥かなる尾瀬、その最高峰燧ケ岳。

大清水から登ろうとすれば関東から登山口まで簡単にアクセスすることが出来ます。

昔ほど遥かなる場所ではないのかもしれませんが、山中に現れる静かな湖と

その真上に佇む燧ケ岳の姿は非日常の景色そのものでした。

 

何よりも尾瀬沼の雰囲気は非常によく、いつまでも居たい気持ちにさせてくれます。

ニッコウキスゲの時期に泊りで歩きたい場所NO.1といっても過言ではない。

 

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尾瀬沼から少し離れた場所にある尾瀬ヶ原、絵にかいたような尾瀬の景色は素晴らしく。

今まで見てきた絶景の中でもひときわ輝くものでした。 

湿原の中に一直線に続く木道、それを彩る池塘と花々には見とれるばかりです。

夏休みに自然の中を歩くなら!北アルプスや北海道もいいのですが

尾瀬も是非選択肢に入れてみていただきたいと思う場所でした!

 

ただし、一日で尾瀬沼→燧ケ岳→尾瀬ヶ原とかはつらいのでやめましょう。

 

尾瀬の地図はこちら!

ヤマケイ アルペンガイド3 尾瀬 (ヤマケイアルペンガイド)

ヤマケイ アルペンガイド3 尾瀬 (ヤマケイアルペンガイド)

 

会津駒ケ岳なども実は尾瀬の地図に入っています、至仏山と燧ケ岳という尾瀬の名峰がメインです。

 

今回の登山で役に立ったアイテム

レック 携帯用 おしり ウォッシュ ソフト (お尻洗い)

レック 携帯用 おしり ウォッシュ ソフト (お尻洗い)

 

尾瀬の旅では利用していませんが、その後の旅で携帯ウォシュレット購入しました。

これ最高です、今後登山には携帯ウォシュレットなしとか考えられなくなりました。

トイレ事情を激変させる究極のアイテムだと思います。

 

 

北見ハッカ通商 ハッカ油ビン 10ml スプレー

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この時期は虫が多く、蚊やブヨが山には沢山わきます、対策として一つは虫よけを持ちましょう。 

 

長時間の登山となりましたが、ストックを持っていないことを後悔しました。

これ以降の縦走ではストックを利用していますが、ストックを使うと疲労がかなり軽減されます。

長距離の縦走を行う場合は必ずストックを装備したいところです。