Red sugar

山と写真とカメラが趣味の人にお勧めな登山ブログ、全国の山の登山情報と山岳写真情報を書いています

【東北】会津駒ヶ岳、天空の湿原と雄大な稜線、流れる雲と青空に夏の始まりを感じる会津の旅

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2016年6月19日、福島県は南会津檜枝岐村にある会津駒ヶ岳に行って来ました。

標高は2132mとなります。

尾瀬に程近い場所にあるこの山は都内から公共交通機関で訪れることもできます。

山頂には広大な高層湿原が広がり、穏やかな木道歩きを楽しむことができる素敵な山です。

さすが尾瀬の隣、というか尾瀬国立公園!

 

尾瀬方面の展望と共に日光方面を裏側から見ることができる

という貴重な体験ができる山でもあったりします。

展望の中でもかっこいい姿の燧ヶ岳を見ることの出来る山

 

梅雨の晴れ間となった19日、前から言ってみたかった会津駒ヶ岳に向かう事に決め

会津へと車を走らせます…夏山シーズンの始まりを告げる東北の山旅の始まりです。

 

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真っ青な色をした空を白く染める積雲

びゅうびゅうと吹く風を想像させる速度で大空を走っている。

その下に広がるのは会津駒ヶ岳から中門岳を結ぶ嫋やかな稜線だ、

丘陵地帯を思わせる緩やかな起伏はここが標高2000mを超える天上世界である

という事を忘れさせてくれる。

 

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右に目をやるとひときわ目立つ独立峰が目に飛び込む、尾瀬を代表する燧ヶ岳だ。

猫の耳をつけたような山頂の見た目は誰が見ても一目でそれとわかる特徴を醸し出している。

燧ヶ岳に向かって伸びる稜線もまた、森林限界を超えた豊かな稜線を描いている。

 

尾瀬を最も近くから眺めることが出来るこの場所もまた、池塘や高山植物に恵まれ。

木道は尾瀬の仲間の一人であるという事を主張するような雰囲気を持っていた。

 

 

はい、今回は福島県最南部の百名山【会津駒ヶ岳】です!久々の百名山!

久々の百名山なんですが、結構マイナーな場所を選んでしまった気がします。

会津駒ヶ岳は尾瀬と日光の中間に位置しており、アクセスには会津田島駅からバスを利用するか

車で那須塩原から下道を2時間ほど走る必要性があります。

特徴は山頂の高層湿原ですね、近くにある帝釈山/田代山も高層湿原が有名らしいのですが

会津駒ヶ岳も中門岳に続く稜線上の高層湿原と、木道歩きが楽しい山です。

そして何よりも燧ヶ岳などの尾瀬の山々の展望がいいことが特徴でしょう、

独立峰って本当にかっこいい。

 

 

1.会津駒ヶ岳登山に関して

【アクセス】

公共交通機関の場合

【電車】北千住→会津高原尾瀬口 2430円

【バス】会津高原尾瀬口→駒ヶ岳登山口 1760円

往復合計 8380円  東北まで行くわりには安い…

 

車の場合

ナビを檜枝岐村郵便局か役所に合わせる、登山口は手前に出現する。

【高速】川口IC→那須塩原IC ETC2930円

【国道】国道400→国道121→国道352と2時間ほど下道を走る。

 

 

【コースタイム】

駒ヶ岳滝沢登山口5:50→水場6:30→木道始点8:10→駒の小屋8:35-8:50→

駒ヶ岳山頂9:05-9:20→中門岳9:50-10:20→駒の小屋11:00-12:05→

木道始点12:30→水場13:00→駒岳滝沢登山口13:40

合計登山時間 7時間50分 だいぶゆっくりしたので長めです。

 

2.長ーい下道の末たどり着いた会津駒ヶ岳登山口

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2016年6月19日午前4時30分、道の駅番屋。

早朝にほぼ東京の埼玉を出発し、東北自動車道とした道をひた走りようやく会津に入りました。

目標とする会津駒ヶ岳ですが、アクセスがこんなに長いとは…。

先週から続いて徹夜での登山となります、6月からの登山シーズンは毎週こんなん。

 

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午前5時40分、会津駒ヶ岳滝沢登山口に到着。

本日は車で来ている関係上会津駒ヶ岳滝沢コースをピストンで登ります。

時期的にも高山植物に覆われているような時期ではないので日帰りで。

 

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あまりに早くつきすぎてしまったので、だいぶゆっくり準備をしつつ登山開始。

本日のメンバーは皇海山メンバーの「ゆうちゃん」山で茶を立てる男「山茶人」

赤城山でご一緒させていただいた「スギーさん」の三名です。

全員徹夜でオッケーと言ってくれてありがとうな登山ですね。

 

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午前5時55分、登山口スタート いや、プレイボールである。

 

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会津駒ヶ岳がどんな山なのか、事前のチェックを全く入れていなかったので

登山道の雰囲気などは来てみて初めて分かる感じでした、丹沢みてーな樹林だよ。

ブナ木が多い樹林帯を最初は上ります、スギじゃないだけマシか。

 

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え、なにこいつ…とんでもなく気持ちの悪い生き物を発見しました。

調べてみたらヤマナメクジとのこと、しかもこいつ交尾してるらしい。

とんでもないところに遭遇してしまった、オエーーーーーッ!

 

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7月も目前に迫り新緑の季節、というのももう終わりですかね。

 

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登山道はすごい丁寧に狩り払いがされていて、明瞭な感じになっております。

管理人さんかボランティアさんが手入れしてくれているのかな?

 

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ウラジロヨウラク、ツツジ科らしいけどツツジには似ても似つかない見た目です。

6月の会津駒ヶ岳の登山道は稜線に出るまではこの花を見続けることになります。

 

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滝沢コースですが以外に短い、山頂まで4.1キロという事は3時間かからない予想。

 

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会津駒ヶ岳の特徴である木道は稜線まで標高を上げなくては出てきません。

その間はずっと樹林帯を歩くこととなる、修行の時間といって差し支えない。

 

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ブナ木はきれいだよね、それだけが唯一の救いである。

 

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徐々に日が昇り始める会津駒ヶ岳、空を飛ぶ雲がものすごい速度で移動している。

稜線に出たらとんでもない風にあおられそうで怖いな…。

 

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再びヤマナメクジと遭遇 …本当にナメクジなのかこれ、俺が見たことあるやつと違う…

イモムシかなんかなんじゃないかと疑ってしまう見た目だ、ダメな人は多いだろう。

東北の山にはこんな生き物がたくさんいるというのがよくわかる。

 

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稜線に出るまでは無言で黙々と登り続ける、この段階ではとにかく不安しかない。

 

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時折稜線が見えるようになってきました、方角的には中門岳方面??

開けていて好展望が期待できそうです。 

 

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日光方面は雲に覆われている模様…この日晴れたのは尾瀬よりも西側のようでした。

 

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ミツバオウレン、ポツポツと咲いていました。

花のない登山道を歩く我々には癒しとして重要です。

 

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空は雲が高速で流れていくのですが、基本的には青空展開。

しかし展望が悪く登りの段階では撮れ高が悪くみんな終始不安そうでした。

 

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ゼンマイ系のシダがまだまだ広がりきっていない模様、コゴミではないような気がするな。

 

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ムラサキヤシオツツジでしょうか、シロヤシオやアカヤシオのような

整った形をした可愛らし花がまだ登山道には残っていました。

これで今年は赤白紫とすべてのヤシオツツジを見たのではないだろうか。

 

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ムラサキヤシオもとてもいい花です、これが満開で咲き誇る山に来年は行きたい。

 

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シャクナゲも咲いていました、瑞牆山で1年分くらいのシャクナゲを見た後だったので

あまりありがたさは湧かなかったけど、花がない登山道においてこれは貴重だ。

 

3.清涼な風が吹く、森林限界を望む

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ようやく綺麗な稜線が見えてきました、なるほど、牧歌的な稜線だ。

高層湿原が広がっていそうな穏やかな景色です、厳しさはそんなになさそう。

 

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小屋まで30分とかからずに行けそうですね、ここから先は木道がずっと続いていきます。

 

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早速池塘が現れました、木道が現れる場所からは高層湿原がすでに始まっているようです。

 

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会津駒ヶ岳、スタートであると言いたくなるような景色は稜線からスタートする。

ちなみにこの時点で時刻は午前8時15分、登山開始より2時間15分ほどが経過している。

2時間頑張ればこの景色が観れる、そう考えるといいところだと思う。

 

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小屋を目前として雄叫びをあげんとするゆうちゃん、我慢できないか

 

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喜びが爆発した模様。

 

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小屋手前の木道はコバイケイソウとチングルマに彩られた最高に気持ちのいい場所だった。

 

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今年は6月からチングルマをちゃんと見れている、去年は大雪山で見るまでお預けだったもんな。

 

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焼石岳に続き、2週連続でチングルマを見れるなんて最高だね。

 

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後ろを振り返れば素晴らしい稜線、空も青空が広がっていて気分は最高だ。

強いて言うなら遠くの景色が見えないことが心残りか、

梅雨に入ったというのにこの辺はまだ霞が多いのだ。

 

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小屋が見えてきた、ツイッターやブログで有名だよねこの小屋。

 

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午前8時35分、会津駒ヶ岳駒の小屋到着。

とても清潔感あふれる小屋でした、トイレが特に綺麗、マジで山にあるのかな?

と思うくらいの清潔度でした、トイレミシュラン星3が与えられるレベル。

三毳山に迫る勢いの清潔度でした…。

 

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小屋の手前にはお酒やジュースの値段がご丁寧にアナウンスされています。

あー、ビール飲みたい、飲んで泊まっていきたい。

 

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小屋には熊の毛皮が吊るしてあったり、非常に綺麗な小屋ですね。

すごく手入れが行き届いているというのがよくわかります。

 

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このTシャツは割とよく見るやつです、買おうか迷ったのですが

僕は「月山ラブ」Tシャツをこよなく愛しているので今回はスルー

同行していた山茶人氏とスギーさんは購入していました、服を買う為に山登るって結構凄い。

 

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時間がまだ8時台ということもあり、休憩よりもまずは山頂に向かおうという話に。

小屋の前に置かれたかわいい動物オブジェの写真を撮りつつ山頂へ向かう準備をします。

 

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目指すは目の前のこんもりとした丘の上、いや、丘の上っていうか山頂なんだけど。

 

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駒の小屋から山頂までは片道で長くても30分ってところでしょうか、

僕らは15分以下のタイムで歩いてしまったようです。

 

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午前9時00分、駒ヶ岳中門岳側道分岐。

ここを駒ヶ岳山頂に向かえばすぐに山頂に出ることができます。

 

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木道が濡れていて非常に滑ります…、この山で一番注意すべきは濡れた木道。

 

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午前9時5分、会津駒ヶ岳山頂到着。

朝の9時に山頂に到着という今までから考えても超早い時間に山頂に着いてしまいました。

マジでこんなに早く着いたことないんだけど。

 

4.山頂は展望なし、大体この辺山頂へ

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会津駒ヶ岳の山頂も青空の下で迎えることになってしまった…、今日もまた青空である。

しかしこの会津駒ヶ岳山頂、展望が皆無である。

 

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集合写真を何枚か挑戦、登山芸人どものノリにいまいちついていけない山茶人氏とスギーさん。

いつものノリでポーズを研究する僕とゆうちゃん、やはりこの山頂ポーズは妥協できない。

一生の記念として残るのだから妥協は一切許されないのだ。

 

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山頂で撮影を終えた僕らは中門岳を目指すことに、会津駒ヶ岳の本番は山頂から先。

中門岳までの道中にある高層湿原こそが主役であると言えるであろう。

この雄大な稜線を歩かなくては会津駒ヶ岳を歩いたと言ってはいけない。

 

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稜線に降り立つとまだ雪が残っていた、残雪入り混じる稜線というわけだが

なんかゆうちゃんがすごいポーズで僕を待っていた。

 

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高層湿原には木道が敷かれており、気持ちのいいハイキングを楽しむことができる。

山を歩いているのか湿原を歩いているのかわからなくなる素晴らしさだ。

 

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途中に咲いているチングルマ、木道と一緒に撮るとすごく風情がある。

チングルマ越しに人を撮るとなおのこと雰囲気が出ていいよね、夏っぽさが溢れ出す。

 

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僕も写せてもらえた、赤いな。

 

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会津駒ヶ岳といえばコバイケイソウの花なのだが、僕らはシーズン前に来ているので

場所によってはこれから生えようとしているような芽を見ながら歩くことになる。

残雪とチングルマを収めようとすると時期が合わなくなってしまうのが悲しいところか。

 

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会津駒ヶ岳の池塘は素晴らしい、風がなければ空を映す鏡がいたるところに現れ

尾瀬を思わせる木道の楽しさも最大限発揮されることだろう。

 

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今までの登りが嘘みたいな景色だ、なんとなく欧州の田舎のような牧歌的な雰囲気がある。

 

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しばらく歩くと一際大きな池塘のあるエリアに遭遇する、目の前の指導標に向かい

道を下って行くことに、道を下って向かうことにします。

 

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午前9時50分、中門岳山頂到着…あれ、降ったよね??

下って山頂に到着するという前代未聞の経験をしました、最高点が山頂ではない

という常識をいとも簡単に打ち壊してくれる素晴らしい展開がここにはあります。

 

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中門岳(この辺り一帯をいう)は懐がひたすら広く、

たかだか数メートルの誤差などすべて山頂と言わんばかりの心の広さを感じることができました。

こんな山日本全国探してもあんまり出てこないと思う。

 

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しかし中門岳の景色は絶品です!

山頂にいてこの湖を見るような素晴らしい絶景ですよ、風がなければ和製ウユニ塩湖が

目の前に広がることになるのではないでしょうか?

素晴らしい水の透明度、そして水鏡に映る空、本当に綺麗でたまらないぜ。

 

 

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少し先に進むとハクサンコザクラの群生が出現、

本日は24mm以外のレンズに付け替える気が起こらないのでとりあえず他の方に任せます。

 

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他の方はズームレンズを装着しているのでこういう状況に遭遇しても問題無し。

 

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なんとか自分でも撮れた。

 

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ハクサンコザクラ撮影会ですが、人が来ない間だけ木道をちょっと貸してもらう。

人が来たら全員綺麗に整列して道を譲っていました。

 

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雲がたくさんで始めてきた会津駒ヶ岳周辺、晴れと曇りが著しく変化する天気になってきました。

とにかく雲がすごい速度で流れていく…、ガスる前に下山開始だ。

 

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なんて牧歌的な景色なんだ、逆から見た方が稜線は綺麗だった気がする。

本当に美栄あたりの丘の上歩いてるみたいだ。

 

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巨大な雲が流れていく姿に夏を感じる…、今年の夏もそれぞれの山域を楽しみたい。

 

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帰るのがもったいないくらい気分がいいものです、6月って夏っぽいイメージはないんだけどな。

 

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帰りの雪渓は下りになるので滑らないように慎重に歩きます、会津駒ヶ岳の山頂は直ぐそこ。

 

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看板が完全に朽ちております…

 

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帰りは山頂ではなく巻道を歩くことに、日陰の木道なのでめっちゃ滑ります。

ここで茶人氏が点灯しカメラのレンズが単焦点レンズに昇天しかけるという事案が発生。

 

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小屋の方もすごい雲だ。

 

5.下山、湧き上がる雲をかわし夏山の雰囲気を感じて歩く

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午前11時00分、会津駒ヶ岳駒の小屋にて昼飯タイム。

なんだろう、普段この時間に山頂から戻ってきてご飯食べるとかありえないので感動的。

食べたらあと下山するだけとか理想的すぎる登山スケジュールである。

 

そしてこの日のメインディッシュは山の上の冷やしうどん、ゆうちゃん発案。

これがめちゃくちゃうまい、山の上でざるうどんとか贅沢すぎますね。

 

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とりあえず氷とジュースで乾杯!

このあととうもろこしやうどんを食べお腹いっぱいになるまで食を楽しんだ僕らですが

気がつけば空もいい感じに晴れており、お昼寝タイムへとそのまま突入していました。

 

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ベンチが絶妙に暖かく、横になると即落ちできます。

 

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こちらも完落ちしてる。

 

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こんなに平和な登山だと幸せしか感じないねダッフィー、そろそろブラック登山も卒業かな。

登山時間よりも車に乗っている時間が長い登山をホワイトというかは微妙ですけどね。

 

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午後12時00分、会津駒ヶ岳駒の小屋出発、下山を開始。

駒の小屋で1時間も休んでしまった、贅沢な時間だったな。

 

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サンキュー駒の小屋、めちゃくちゃいいところでした、次は泊まりで。

 

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下山を開始すると日光方面の雲が晴れていることがわかる。

午後になると雲が取れるとは言っていたけどまじで晴れてる、ヤマテン最高。

 

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会津駒ヶ岳の稜線は本当に美しい。

 

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そして右を見ると朝は見えなかった燧ヶ岳が出現!!

めちゃくちゃかっこいい見た目ですね燧ヶ岳、奥には至仏山も見えます。

 

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午後の陽気でチングルマも元気になっていますね、太陽最高です。

 

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木道が歩きが気持ちい山として近くにある帝釈山/田代山もとてもいいということなので

是非行ってみたいですね、来年の6月は早くも行きたいところが目白押しだ。

 

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どんどん色を濃くする燧ヶ岳、登ろう登ろうと思いつつ登れていない山だったりします。

残雪の至仏山だけで、尾瀬を夏に歩いたことがないのでとても行ってみたい…。

 

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こっちに見えるのは平ヶ岳かな?

日帰りで考えるとめちゃくちゃ長い山らしいので、今から行く時が楽しみです。

紅葉の時期が素晴らしいということなので紅葉に合わせて歩いてみたいな。

 

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午後になり素晴らしい景色をプレゼントしてくれた会津駒ヶ岳に敬意を払い、下山開始。

 

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下山の途中で気がついたのですが、木道始点付近にあったこの池塘、顔みたいだ。

セサミストリートとかにこんなキャラクターいそうだな。

 

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再びムラサキヤシオツツジの前を通って下山してゆく。

 

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ピストンということで下山は全員無言でせっせと下りる感じでした。

登山はスポーツ、ということを思い知らされた。

 

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最後尾を歩いているのですが、運転の疲れか頭がぼーっとする…。

 

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午後1時00分、水場到着。

下山を開始してから1時間ほどで水場に到着、間にチングルマや燧ヶ岳を撮影していたので。

45分くらいで降りてきたのではないでしょうか?

 

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ここから先は一旦僕が先頭で降りたのですが、

スギーさんの鈴の音と別の登山者の鈴の音を間違え、男子の速度で降り続けた結果はぐれる。

という失態を犯してしまいました、ぼーっとしすぎた。

 

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午後1時40分、滝沢登山口到着。

下山に2時間かからず、すごい速度で降りてきてしまいました…。

全員すごい汗をかいていたような…??こんなスポーティーな下山したのは丹沢主稜縦走以来。

 

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下山したことにより温泉に入れるという安堵が体を満たしていました。

とにかく夏の登山は温泉に入りたい欲求が強くなる、登山開始1時間でお風呂が恋しくなる。

 

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午後2時、下山後の温泉として今回は会津駒ヶ岳登山口から直ぐそこにある駒の湯へ。

非常に綺麗な温泉で、熱めのお風呂で身も心もリフレッシュさせていただきました。

最近はぬるめの温泉に入ることが多かったので、熱いお風呂っていうのが新鮮だった。

 

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牛乳がなかったのでアセロラドリングを、酸っぱい飲み物が下山後の体に沁み渡る。

温泉で昼寝をして体力を回復したのち、家まで向かう長い道のりへ乗り出すのでした。

 

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午後4時25分、道の駅たじま。

トイレ休憩に寄るつもりが気がついたらソフトクリームを購入していました。

会津高原牛乳の美味しいバニラアイスでした…、ちなみにオススメはアスパラソフトらしい。

アスパラって…。

 

6.下山後のグルメは餃子

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午後6時、宇都宮餃子館。

午後3時に温泉を出た僕らは晩御飯を宇都宮で取ることにしました。

午後3〜4時位だとお店がどこも空いていないんですよね、そして南会津の名物って?

という感じだったので思い切って宇都宮で餃子を食べることにしました。

 

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この家族はヤベェ、餃子を食いすぎて顔が餃子みたいになってやがる…。

おばあちゃんだけ髪の毛が生えているところが気になってしょうがない、。

あと何でみんな手袋してんの?

 

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入り口で餃子家族にツッコミを入れているうちに餃子が来ていました。

宇都宮餃子館ではいろんな種類の餃子を食べることができます、

オススメはやはりスタンダード餃子、そしてエビ餃子でしょうか、

エビ餃子は本当に美味しいから一度は食べてみることをオススメします。

 

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というわけで餃子を食べた僕らは一路東京へ…、長かった会津駒ヶ岳の旅も宇都宮餃子で

綺麗に締めくくられるのでした、23時前に解散とか超ホワイトな1日だったのは間違いない。

 

7.まとめ

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会津駒ヶ岳、穏やかな稜線と山容が特徴的な牧歌的で素晴らしくのどかな山でした。

時期的には7月初旬くらいの、チングルマやハクサンコザクラの花が咲き乱れる頃が旬でしょう。

僕らは少し早めに訪れましたが、それでも素晴らしい高層湿原と池塘。

そしてチングルマに癒されたのは間違いありません。

コバイケイソウの咲き乱れる時期はもう少し先のようですが、その時期にも訪れたいですね。

 

アルプスのような華やかさはないかもしれませんが、穏やかな山を楽しみたい方

そして尾瀬の山々をまじかで眺めたい方にはとてもオススメできる山です。

是非花が咲き乱れる時期に訪れてみてください。

 

 

会津駒ヶ岳の地図はこちら

山と高原地図 尾瀬 燧ヶ岳・至仏山・会津駒ヶ岳 (山と高原地図 14)

山と高原地図 尾瀬 燧ヶ岳・至仏山・会津駒ヶ岳 (山と高原地図 14)