Red sugar

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【登山カメラ道具】ニコン最強画質D850購入、D810とD750、3つの機種を比較レビュー!

D850

 

2017年9月30日、NIKONからフルサイズ一眼レフD850が発売されました。

泣く子も黙る4,575万画素、D5のAFを搭載したハイスペックな高画素一眼レフカメラです。

当ブログではD850を二台購入して利用しています。

え、二台??何言ってるかわからない??落ち着いて読み直そう。

この記事はD850二台をぶら下げて山を歩く男のカメラレビューだッ!!

 

D810から進化した4,575万画素の解像力、暗所でも使える高感度性能、

旗艦機D5譲りのAFと、高画素機のハイスペックカメラ、それがD850

 

これまで当ブログではニコンD810とニコンD750という

フルサイズ2機を利用し登山を行ってきましたが

今現在ではD850×2台を利用して登山を楽しんでいます。

 

この記事では素人なりに「D850のレビュー」「カメラ2台持ちについて」「D810とD750と比べた感想」

などを綴っていきたいと思います。

 

最強の一眼レフD850の使い心地、それ即ち最高である。

高画素機はいいぞっ!

 

 

1.D850を購入した理由

DSCN1267

結論、D850はD810とD750のいいところを合体させた高画素機の決定版である。

ニコンが画面端で溜め続けるガイルのようにずーっと待ち続けて出した渾身の一撃であるD850。

このD850はそれまでD810とD750を使ってきた僕からすると素晴らしい機種で

それまでの不満を全て払拭してくれる最高のカメラでした。

 

DSC_2046

とりあえず購入後、三ヶ月ほど冬山でD850を使わせていただいて出た結論は

「最強一眼カメラ来たな……」というものでした。

それまで利用していたD810、D750もいいカメラです、

しかしそれぞれに足りないものがありました。

 

D810に僕が欲しかったもの

 ・チルト

 ・D750くらいの高感度の強さ

D750に僕が欲しかったもの

 ・外れないファインダーピース(丸型ファインダーがいい) 

 ・3,000万くらいの画素数

 ・D810と同じ左肩のダイヤル

 ・D810と同じOKボタンの位置

 

主にチルトと操作系といった「使い心地」に関する部分に不満がありました。

画質自体は2機種ともに不満なしでした。

D850は上記の不満を全て解消してくれた素晴らしい機種です。

 

D850で解消されたこと

 ・チルト

 ・丸型ファインダーで簡単に取れない

 ・操作系はD810と同じ系統

 ・画素数は4,600万画素

 ・高感度もD810よりも強い

まさに僕の願いが全て叶ったカメラだったのです。

(週末山登りで写真を楽しむアマチュアの僕には最高ってことね)

 

IMG_20171209_095144

というわけでしばらく3機種を持ち歩いていましたが、2018年2月。

無事D850×2台持ちに進化することができました。

ここに山を歩く9,000万画素パワーの登山ブロガーが誕生しました。

財布のパワーはマイナスになったけどな。

 

2.D850を二つ持つという安心感は最高である。

DSCN1102

D850を購入はしましたが、最初はD850、D810、D750の三台持ちで歩いていました。

D750を売って広角ズームでも買おうと思っていたのですが、

3機種を使っているうちに操作系統を一つに統一したいという思いが強くなりました。

 

前からD750とD810を併用していてisoボタンの位置や

OKボタンの位置の違いにストレスを感じていました。

それが同じ機種2台になると、覚える操作はひとつ、iso感度で悩んだりしなくていい

という状況になったのでとても楽になりました。

 


3.僕のやりたいことは右手で全部できる

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D810もそうだったのですが、D850も右手で絞り、シャッター速度、ISO、フォーカス位置

それらを全て操作することが可能です。

D850はスティックがついたことでより片手でのフォーカス操作がしやすくなりました。

また、D750にはない親指AF専用ボタンがちゃんとあるのはとても嬉しいです。

 

比較的手の小さい僕でも扱いやすい場所にスティックと親指AFがあります。

ニコン機のいいところは左手が埋まっていても

電源オン、シャッター速度、絞り、iso感度調節、フォーカス位置調整の全てが右手で出来る所です。

鎖場などで、鎖を片手で掴んでいてもさっと写真撮ることが出来ます。

 

DSC_2881

親指でしっかりとホールドし、人差し指or中指で前のダイヤルを操作することも簡単です。

操作モード「M」を普段使ってますが、右手だけで操作が完結するのがマジで嬉しい。

ストックを二本使っている時とか、両手でカメラ操作しづらい時も便利です。

 

DSC_2882

「D810にチルトがつけば最高だなぁ……」

そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。

 

僕にとってD850はD810にチルトがついた俺にとって理想的な機種。

このチルト液晶ですがタッチパネル機能がついており、タッチパネルでの撮影や操作が可能です。

ただ、僕は誤操作が嫌なので基本タッチパネル機能は全てオフにしています……。

タッチパネルってそのうち壊れそうだからこれはあんまりいらないという感想。

堅牢性に全振りだと理想的でした。

 

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僕のような一般登山での利用ではこのチルトは結構ありがたくて

コマクサ等といった高山植物を下から撮影したり

ちょっと膝の高さくらいから景色を撮影したいときにとてもやり易くなります。

チルトがないと地面に寝そべったりすることがあるので、チルトはほしかった機能でした。

 

D75_7780

D810とD750と比べると欠点となるのが「フラッシュがないこと」でしょうか。

カメラについてるフラッシュは年に一回使うか使わないか位だったんですけど。

年明けのダイアモンド富士撮影の際、ナイトハイクの撮影では

D810にフラッシュがあってよかったと思いました。

ただ、ナイトハイクの様子を撮影するような人ってほぼいないと思いますが……。

 

という事で個人的には「D810とD750の良いところを合わせた使いやすいカメラ」だと思います。

 

DSC_1565

ピクチャースタイル等は過去の機種と同じ感じで使えるし、

新しく追加された自然光オートは朝焼け夕焼け撮影時には威力を発揮します。

(晴天時に使うと結構黄色くなるので注意なんですけど)

最高画質の写真をストレスなく撮影する、

ということに関しては自信をもっておすすめできる機種だと思いました。

 

4.最高峰の画質を実感して見たいから山に持っていった

ここからは購入後の登山で撮影した画像を見ていきたいと思います、

基本ここから先の写真は原寸出力したのをフリッカーにあげておいたので

気になる方はそちらで原寸を確認してください。

 

各画像RAW現像を行っています、解像力などは参考になるのではないでしょうか。

因みに現像の際は「なるべく自然に、やり過ぎないけど記憶色っぽく」を意識しています。

 

また、D750は28mmf1.4でのレビュー記事があるので、画質比較にはオススメ。

www.redsugar.red

 

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D850+AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED ss1/320 F10.0 iso64

西吾妻山の樹氷林、晴天で非常に日差しが強く、油断すると雪面が白飛びしてしまう状況。

少し明るくなるくらいを意識して撮影しましたが、白部分の情報量はちゃんと残っており

細かい雪の表面のディテールが結構掘り起こせた覚えがあります。

 

DSC_2178

D850+AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED ss1/500 F11.0 iso64

一ノ倉岳から見る谷川主脈。

雪山だと露出をかなりあげないととても暗くなるのですが

D850の雪山での測光のニュアンスがこの時なかなか掴めず、

撮影データはかなり暗いものでした。

 

DSC_0550

D850+AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED ss1/320 F9.0 iso64

蓼科山中腹の木々。

細かい粒子感というかディテールの細かい景色も問題ない。


DSC_0107

D850+AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED ss1/500 F5.6 iso80

槍ヶ鞘から見る浅間山。

D850の解像力に目を見張ったのはこの瞬間です、

浅間山の山肌が凄いきれいに描写されていました。

D810とD750と比較の前に原寸で山肌を見てみましょう。

 

DSC_0113-2

ライトルームで原寸表示した時凄い細かく描写されていて驚きました、

使っているレンズが28mmf1.4だからという理由もあるのでしょうが

D810の一段上を行く解像力だと思います。

 

 

CSD_3219

D810+AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G ss1/640 F5.6 iso80

D810ももちろん素晴らしい解像度です、というかブラインドテストだと多分D850と

D810の解像力の差を見分けるのは普通は無理だと思う。

 

DSC_0256

D850+AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED ss1/400 F8.0 iso80

下の20mmとの比較にご使用ください。

 

D75_7538

D750+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED ss1/400 F13.0 iso125

個人的な感覚なのですが、D750とD850の差はわかる。

木々の細かい描写などで差が出ているなという感想を持ちました。

レンズが違うのでなんとも言えないかもしんないけど。

 

DSC_0166

D850+AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED ss1/500 F5.6 iso80

使用しているホワイトバランスは基本オート0、

ピクチャースタイルは陰影の柔らかいポートレイト。

D810と同じ設定で使用していますが、D850の描き出す写真は清涼感が強い。

基本爽やかに写るな(一般的な印象で言うと綺麗に写るなといった感じ)という印象です。

 

DSC_0150

D850+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED ss1/320 F16.0 iso160

雲竜渓谷の氷瀑テラスを裏側から。

残念ながら画面中央の雪面が白飛びしてしまいました。

それ以外の部分のディテールは良好、これは僕の撮影が悪かったです。

 

手前の氷部分とか奥の雲竜瀑のディテールはしっかりと書き起こされています。

RAWで撮影していれば色々と助けられたところもあるかもと後悔する一枚でした。

 

DSC_0210

D850+AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED ss1/400 F9.0 iso125

こちらは雲竜瀑本体、絞ってさらに明瞭をあげるとかなりバキバキになりました。

登山しながら撮影するとなかなか設定が大変で、

雪山で綺麗に雪を撮影するが、歩きながらだと白トビしないように撮れないことが多い

修行が足りないなと感じます。

 

DSC_0547

D850+AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED ss1/320 F8.0 iso160

ガスの中の蓼科山。

曇り空の中で撮影しましたが、こういう状態の方が撮影は楽だなと思います。

ディテールが際立つ被写体の時は本当に向いているカメラ。

 

DSC_0571

D850+AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED ss1/320 F9.0 iso64

蓼科山山頂から見る赤岳方面。

大地と空のコントラストが激しく、

特に地面がつぶれているんじゃないかなと思ったのですが大丈夫でした。

jpegで撮影していても結構情報が残っているんだなぁと感心する。

 

DSC_0869

D850+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED ss1/200 F10.0 iso160

マクロレンズを利用した蝋梅の撮影

マクロレンズなどを利用すると本領を発揮するカメラなのかも。

レンズの性能もあるけど葉っぱ一枚一枚の質感が綺麗に出ます。

でも個人的には景色と比べてそんなに他機種と差が出るものではなさそうという判断。

 

DSC_0889

D850+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED ss1/320 F9.0 iso200

蝋梅を別の角度から、蝋梅の花びらってマンゴーみたいですね。

 

DSC_0847-2

D850+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED ss1/250 F7.1 iso125

松ぼっくり、画素数が4,600万パワーなので

トリミングに全然耐えれてしまうところがこのカメラの凄いところ。

 

DSC_0845

D850+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED ss1/250 F3.0 iso200

造花の繊維が凄い細かく写っている。

人工物は人工物で、細かいパターンが精密に描かれるのでいいですね。

粒が立っていると表現できてしまうような写りは大変満足度が高い。

 

並べてみると画質面ではD810もやはり素晴らしいカメラです。

D750も2,400万画素という十分な画素数があります、それに高感度の性能はD850より高いので

その辺はバランスや求める性能によって評価は変わると思います。

僕は晴天で風景を一番きれいに写せそうなやつ、という事でこのカメラを購入しました。

汎用性などで考えれば、他のカメラがきっと選択肢に上がることでしょう。 

 

5.堅牢性、雪山でも全然大丈夫

ニコンといえば堅牢性です。

今回D850は購入が冬だったため、気温が-10度〜-20度位の雪山での使用が多かったです。

晴れていても風は冷たく、カメラの表面がしばれる位の寒さの中登る事が多かったのですが、

D850は全く問題なく動いていました。

 

感動的なのはバッテリー持ちです。

D850は初期装備の電池で1,800枚近く写真を撮影することが可能です。

雪山ではバッテリーの性能が低下する事が多く、

ミラーレスカメラなどでは動かなくなることもあるようですが、

そこはニコン、全然なんともない。さすがニコンだビクともしないぜ!

 

後述の谷川岳登山や、西吾妻山登山では1台あたり6時間で450枚ほどの撮影を行ったのですが、

氷点下の環境でバッテリーは65%を下回ることはありませんでした。

僕の歩いた冬の山々のコンディションならバッテリー1つで

1,000枚以上は確実に撮影できると思われます。

(これ以上のエクストリーム環境での使用経験はないので、

-25度以下での動作はプロのブログとかで情報を探すのがよいです。)

 

DSC_0515

D850+AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED ss1/640 F10.0 iso64

谷川岳山頂から主脈を見る。

谷川岳は風の強い山で、晴れてはいても叩きつける風の影響で気温が非常に低かったりします。

僕が歩いた時も風が非常に強く、

バラクラバなしでは頬が凍傷になるんじゃないの?という環境でした。

カメラ本体も表面が薄くしばれる程度に冷たくなっていたのですが、問題なく動いてくれました。

 

DSC_1775

D850+AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED ss1/400 F11.0 iso64

とても谷川岳ににている安達太良山。

船明神山方面を見ています、安達太良山にしては風の弱い日に歩いたのですが

それでも気温はマイナスで、太陽が隠れると一瞬で寒さが体を襲います。

ハードシェルから立ち上がった湯気が氷ってカメラ本体に氷がついてても問題なかった山。

 

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D850+AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED ss1/250 F11.0 iso80

赤岳文三郎尾根から見る阿弥陀岳。

一番寒かったのは八ヶ岳でしょうか。

年始の時期ですが午前中の早い時間に赤岳にいくと日が当たらないため

氷点下の日陰を延々と歩くことになります、その結果カメラはバキバキにしばれました。

「げぇっ!カメラ凍ってる!!」と横山三國志の登場人物の驚き方をしたのを覚えています。

でもまぁ……、D810とD850は問題なく普段通りに仕事をしてくれました。

赤岳鉱泉の温度計が-15度付近を指していたので、標高の高く日陰だったこの場所はもう少し寒かったかも。

 

DSC_0847

D850+AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED ss1/800 F10.0 iso160

山頂に二時間ほど滞在していた蓼科山。

強風吹き付ける場所に二時間ほどカメラを放置していましたがバッテリーは減らず。

特に三脚につけたまま雪の中にぽいっと一時間半くらい放置されていたD750が優秀でした

D850、D810、D750、3機種ともバッテリー残量の異常な低下はありませんでした。

 

DSC_1881

D850+AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED ss1/640 F7.1 iso160

雲竜渓谷の谷底ルート入り口。

雲竜渓谷って実は結構寒い所です、谷底なんでそりゃ寒いよなという感じですが

ここで壊れるわけがないよね……。

因みに見た感じこっちの道は自分の実力では無理だねーと判断し、引き返しました。

 

6.暗いところでも使えるのか

DSC_1022

D850+AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED ss1/100 F4.0 iso5000

竜ヶ岳ダイアモンド富士登山の際はナイトハイクをする関係上、

光が全く無い中手持ちで撮影をしていました。

結果的にisoをあげて撮る事に、iso6400位なら全然使えるなー、と言うのが感想です。

でもこういう真っ暗な写真で真っ黒なところは当然ノイズが激しいです。

暗いところでもバシバシ使えるという事であれば、D750やペンタックスKPの方がいいんでしょうね。

 

DSC_1048

D850+AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED ss1/200 F7.1 iso64

流石に逆行の富士山の影部分のディテールを鮮明に起こすとかは難しいかも?

低感度状態でも真っ黒なところを撮影しようとしてもそりゃ何も見えないよね。

 

DSC_1565

D850+AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED ss1/800 F6.3 iso200

D850から追加された自然光オート、朝焼けや夕焼けのタイミングに威力を発揮します。

撮って出しで追い込めばそれで十分な画を作ることができるカメラです。

 

 

DSC_0296

D850+AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED ss1/200 F3.5 iso1600

谷川岳ロープウェイ、暗かったけどもisoあげて綺麗に撮影できました。

iso1600とか3200位ならノイズはほぼ気にならないと思います。

 

高感度の撮影は今後も星空撮影などで色々見ていきたいなと思いました。

高画素機なので暗所での性能はあんまり求めないほうがいいのかなと、僕は考えております。

 

7.登山時のカメラ2台装備について

2台のD850を運用していますが、登山中はストラップショットを利用しています。

これを使うことにより快適に2台のカメラを持ち運ぶことが出来ます。

 

ザックに着けるタイプのものはコットンキャリアとピークデザインが代表的ですが。

一眼レフを装着するなら堅牢性の高いコットンキャリアがおすすめです、

耐重量性能があり標準ズームレンズつけても大丈夫みたいです。 

DSC_2890

ストラップショットはこんな感じのやつです、僕は右肩側につけています。

落下防止のストラップが初期装備でついていますが、

先端のカラビナが使いにくいのでmont-bellのカラビナを追加しています。

 

DSC_2021

ザックにカメラをつけているとこんな感じです。

ザックを地面に置く時は注意ですね、カメラに引っ張られちゃうので。


DSCN1217

2台装備した姿がこちら、赤いだろ。

ミレーのサースフェー40にストラップショットを装備して見ました。

1台は普通に肩から下げ、2台目を胸に装備します。

ストラップショット側の方がよく使うので、使用率の高いレンズをつけておくのがおすすめ。

僕の場合はAF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDを装備していることが多いです。

 

DSCN1193

次にグレゴリーのZに装着してみました、パッキングをしてないので傾いてる……。

装着している側の荷重がどうしても増えるので、

ザックのパッキングによってバランスは調節しなければいけません。

 

ストラップショット自体は僕の所持している

 ・グレゴリー   Z35/Z40

 ・グレゴリー   バルトロ75

 ・ミレー     サースフェー40

 ・マムート    トリオンプロ35

 ・カリマー    リッジ30

上記のザックには取り付け可能でした

テント泊用のバルトロにもしっかりと取り付けられるのは好印象です。

 

DSC_1100

登山地はこんな感じになっています。

ストラップショット側のカメラは落下防止ストラップをはずせばすぐに人に渡せるので

撮影してほしいときもスムーズです。

肩掛けをいちいちはずすほうがめんどくさくなる快適さなので

一眼レフを登山で使う人にはめちゃくちゃおすすめです。

 

SONYα7Riiiと迷ったら

D850は比類なき描画性能と便利な操作性、堅牢性を保持した一眼レフの完成形だと思います。

似た性能で言うとSONYのα7RⅡがあり、描写の性能やチルト機能はほぼ同じです。

この二つで迷ったときは「使いたいレンズがあるかどうか」で決めるのがいいかなとおもいます。

 

D850は現時点では非常にいいカメラですが、

結局は使いたいレンズがなければ僕もSONYのカメラを使っていたと思います。

あとは性能のバランスを見て自分が求めるものと

性能がマッチしているかどうかを図るのが大事なのではないでしょうか。

 

 

8.まとめ、D850は超いいとおもうよ。

DSCN1267

同じ機種で揃えると登山のようなシチュエーションでは本当に便利です、

登りで余裕の無いとき等も操作であせることが格段に少なくなります。

よくあるのが日当たりのいい場所から暗い樹林帯に入ったとき、

高感度の強さが違う機種を使っているとその二つの明るさを

同じにするのに戸惑うことが多かったです。

 

今は両方同じ設定付近であれば大体撮れるものは同じなので

その辺で立ち止まることは少なくなりました。

 

DSC_2621

何でズーム一台じゃなくて単焦点2台なんだろうと聞かれることがありますが、

僕は描画性能が一番いいものを使いたかった。

それで下手なら自分のせいで言い訳はできないのが好きだったという感じです。

また、山でガチャガチャレンズを付け替えるとどうしてもセンサーにごみが入ってしまいます、

これが耐えれなかったというのも大きな理由です。

 

 

D850の最高性能を引き出すレンズをつけたまま、

快適に山を歩くのであれは2台持ちは超お勧めです。

チルトが要らなければD810も写りは一流なので、D810を2台持ちもいいでしょう。

高画素機+単焦点でクリティカルヒットを狙うのはとても楽しいですよ。

 

結論、D850はD810とD750のいいところを合体させた高画素機の決定版で、俺には最高だったよ。

というわけで、買おうか迷っている人の参考に少しでもなればいいなという

使ってみた感想を元にしたレビューでした。

皆さんも楽しい登山カメラライフをお楽しみください。

 

 

今回登場した機種はこちら

ニコン ニコンデジタルカメラ D850

ニコン ニコンデジタルカメラ D850

 

一眼レフの完成形と呼ばれているD850。

 

Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 28? f/1.4E ED フルサイズ対応

Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 28? f/1.4E ED フルサイズ対応

 

感動的なボケと解像度を叩き出す、

50万くらいするツァイスのレンズと同じくらいの性能らしい、比べると無料みたいに安い。

 

遠距離だとバキバキ解像、近距離だととろとろにボケる不思議なレンズ。

これで上手にポートフォリオをとる人って多分写真がうまい。 

 

Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED AFS20 1.8G

Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED AFS20 1.8G

 

超広角の単焦点、安いし写りがいいし広い、できれば18mmで出て欲しかった。

 

Nikon デジタル一眼レフカメラ D810

Nikon デジタル一眼レフカメラ D810

 

D850の前身となる機種、稼働液晶がないが、その分頑丈。

 

フルサイズ入門機、使い勝手はいいがファインダーカバーが外れるのが難点。

登山で使うなら必ずストラップショットと組み合わせよう。

肩がけで使うとかなりの頻度でファインダーカバーを紛失する。

 

ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 構図を極める (ナショナル・ジオグラフィック)

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カメラ以上に勉強が大事です、いいもの使っているのでいいもの撮れるように頑張ります。

 

 

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