【奥多摩】高水三山、奥多摩の入り口を彩る美しい稜線と奥秩父山塊を眺める旅
2015年も開け、仕事が始まった方もいるかと思います。
今年はおみくじ引きましたか?
僕は熊野で引いたのですが中吉でした、今年のテーマは旅です。
旅しまくるぞっ!
と言うことで、年明け一発目は奥多摩高水三山に行ってきました。
空気の済んだ冬の奥多摩ハイキングです。
年明けの天気予報を眺めていた僕は、3日の関東は雲一つない快晴と言うことに気がついてしまいました。
そして2日の夜9時のNHK天気を見て「明日は山に行ってこよう」
どこに行くか、最初は御前山と迷ったのですがカタクリはこの時期咲いていません
真冬は低山が良いということもあったので高水三山に行くことに決めました。
いつもの如く7時44分のホリデー快速奥多摩で出発するために新宿へ向かいます。
今回僕は高水三山へ軍畑駅から向かうことにしました、そのため御岳に到着後
一度各駅停車に乗り換えて軍畑へ向かいます。
軍畑を降り、自販機で水を購入したらすぐにスタートです。
駅を出て左に進むとすぐに線路をわたります。
奥多摩線の前半は田舎感が適度な感じがします、山間の町っていうのが色濃く出てる。
ここで驚いたのですが、線路脇に蝋梅らしき花が咲いていました。
雑誌で読む限り2月の花だと思っていたので驚きです。
今年は梅の花や蝋梅を愛でることから始めたい。
駅を進んでいくと「国立奥多摩美術館」なるとんでもなくエッジのたった建物にぶちあたりました。
僕は美術大学を出ているのですが、そこによくあったようなアトリエ風の建築に仰天です。
な、なんかいかがわしい…
後で調べたら新鋭作家の方々が展示会をやっている場所だったようです
美大卒業後作家志望で行く人には割と良く有る話。
軍畑駅へと流れる清流は意外な穴場かもしれません。
奥多摩の奥地と違って、軍畑周辺は冬の里山と言う感じが強いと感じます。
駅からひたすら左に曲がり続け、少し不安になる位歩くとようやく道標が出てきます。
道標のある橋の手前を左に曲がったらすぐに川が現れます。
雪が積もっていい感じですね、この冬は川苔山の氷爆を見たいと思ってるので
どんどん寒くなってほしい!
お寺との分岐路からが登山道となっています。
登山道に入るとすぐにダムのような壁が…、あいにく水はないようでした。
何となく僕はダムが苦手です、北海道にいた頃にいろいろなダムを見たのですが
ダム穴の恐怖などが染み付いているんだろうか
登山道に入るとまずは杉林が始まります、他の山に比べると何となく趣が有る気がします。
しばらく登るとすぐに道が凍っていました、圧雪アイスバーン状態ですね。
登山道から一気に高度を上げるのですが、途中途中にはこのような石碑が打たれていました。
30分も上がると稜線に出ます、登るまで意外に汗をかいたのですが
稜線上は風が強いため長袖がちょうどいいくらいですね。
登り始めて1時間もしないうちに山頂神社に到着です。
特徴はなんと行っても、狛犬が可愛い!!めんこい!
手を洗おうとしたらなんと水が凍っている…、東京でこんな光景を見るとは思いませんでした。
境内の脇には鐘が有りました、一人一回はOKと言うことだったので
来年の躍進を願って一突きさせてもらいました。
神社から高水山山頂へと向かいます。
山頂にたどり着くと先客のわんちゃんが遊んでいました。
見ていて重大なことに気がつきました、僕は最近猫よりも犬の方が好きになってきていると…!
わんわん ちょう かわいい
犬に目を奪われていたらその後ろからチャリを担いだマウンテンサイクラーの方々に追い抜かれました。
チャリを背負って登るってどんな山でも凄いですね!
爽快に走り去るチャリダー達
高水山山頂から1時間もしないうちに岩茸石山山頂へ突入です。
山頂には11時前くらいに到着しました、早めのお昼ご飯を食べる方々がちらほら
誰が言ったか
「冬の山は空気が澄んでいる」
言葉の通り低い山といえども、冬の空気は最高に澄んでいました。
山に来ると日々の生活から離れて冷静になれます。
普段コンクリに囲まれていると、何ともない松ですら奇麗に思ってしまいます。
この高水山、道の雰囲気がなぜだか良いのです。
岩茸石山を降りると惣岳山への尾根道が始まります。
関東ふれあいの道の道標が有りましたが、百軒茶屋がすごい引っかかります。
そんなのどこにあったよ??
歩いてる途中に楤木のようなものを発見!
しかしよく見たらハリキリのような気がする、一本しかなかったし…
高水山はコースタイムが4時間程度の山なので、9時に登り始めれば13時には駅の近くにいることになります。
余裕も有る上に快晴と言うことも有りテンションが上がります。
岩にだって登れそう!
そして気がつけば惣岳山の山頂が近づいていました。
惣岳山山頂には神社が有りました、山火事注意の為か金網で封鎖されています。
すぐ後ろには御神木が、まるで千手観音のように枝が粗ぶっています。
その秘密は横から見るとわかりました、この御神木は双子だったのです
何とも立派な御神木だったので思わず手を合わせてしまいます。
惣岳山山頂に登った後は御岳駅まで下るだけです、お腹もすいたので御岳駅のそば屋へと急ぎます。
一気に駆け下りるぜ!
途中で送電塔の下を通りますが、やることは一つですね。
やりました、ビシッと合わせてやりましたよお母さん。
草が全て枯れた時期だからこそ、この位置まで行けた感が有る。
しばらく進むといきなり森が真っ黒になっていました、どうやら山火事があったようで
木が痛々しくこげていました…、誰だこんなことしやがったのは!
御岳駅まで下ってくると、杉林は終り竹林がいつの間にか始まっていました。
北の人間は竹を見るだけでテンションが上がります、京都の竹林とか行ってみたいです。
御岳駅に下ってきた段階で時計は13時10分付近を指していました。
買ってきたおにぎりもあったのですが、ここはそば屋で暖をとりながら奥多摩を満喫することを選びます。
温かいそばと迷ったのですが、そばと言えば天ざるという心の声にしたがって天ざるです。
山を下りてきたこともあって最高に美味でした!大盛りにしておくべきだったと後悔。
そばも食べて休日のハイキングを満喫した僕は14時の電車で東京駅へと帰るのでした。
高水三山は4時間と言うコースタイムも有り、初心者にお勧めの山と言うことで紹介されていました
実際登ってみると、山頂までが短く山の楽しみが凝縮されてるなという感じです。
9時に登り始めればお昼時にそばも食べれる為、奥多摩のハイキングとしてはかなり満足度が高いのではないでしょうか。
棒ノ嶺から下るコースも有るようなので、次回挑戦してみたいと思います。