【東北】快晴の月山、出羽三山の代表的一角、山形代表名山の旅
東京がまだまだ暑い10月のさなか、友人の結婚式を祝い、酔いも渇かぬうちに
月山に登ってきました。
山形は僕にとって大学時代を過ごした重要な土地で、月山も思い入れの深い山です。
今回の山行は快晴、大満足となる物になりました。
月山は東北の名峰だけ有り、どでかい駐車場が整備されていて車でのアクセスなら
結構上の方まで行けてしまいます。
駐車場を降りると一面の紅葉、朝の冷たい空気に紅葉の美しさに思わず顔がにやけます。
空気がきれいだと鼻の穴が洗われるようです。
僕の感覚では「適度に紅葉していらっしゃる」に分類されます。
道民なので北海道の野生の紅葉に比べれば赤が足りないかな。
gassanリフトです、これフォントが今見るとなんかバウハウスっぽい…
ていうかバウハウスかこれ、70年代くらいのイメージが有ります。
中にはTシャツが売っていたり、売店があったりで小休憩できる感じです。
リフトは10分ほどです、その間
・リフトが止まって落下する
・リフトが揺れて僕が落下する
・突風が吹いて残念僕は落下した
と行ったことをぐるぐるぐるぐる考えつつ景色を堪能しました、景色は絶景です。
山の上の方はどこから降ってきたかわからない岩がたくさん有ります。
おまえらどこからきたんや…
多分降ってきたわけではないんでしょうけど、
緑色で豊穣な見た目に反して意外にも岩がゴロゴロしていました。
リフトをおりてまずは姥ガ岳山頂を目指します、
後ろを振り返ると絶景ですね、地面に絶景とサインを残しておきたい気持ちに駆られます。
ここからは木道が敷いてあるやさしい道を上がってゆくこととなります。
姥ガ岳までの傾斜はそれほどきつくはありません。
だからといって調子に乗ると展望を逃します…。
姥ガ岳に到着するとそこには黄金色の地面が広がっていました。
奥には月山山頂が待ち受けています、まだ結構距離が有るように見えますが
牛首が意外に楽なのでとりつきまではスムーズに進めます。
姥ガ岳から望む庄内平野と鳥海山、鳥海山は来年ぜひとも登ってみたい山です。
庄内平野のおいしいご飯を食べて鳥海山に登る旅行をしてみたいな。
写真を撮って三角点を触ったら、気を取り直して月山山頂へ向かいます。
月山方面を見ると山体のしっかりした感じが凄いですね。
尾根も程よい幅で非常に歩き易かったです。
牛首はその昔夏でも雪が積もっていたそうです、
5月にきたときはこの辺が雪に埋もれていたため引き返しました、
でも、いつかは冬の月山も登ってみたい。
あっという間に牛首をこえ行者返しを登っていきます、
ここからは岩が露出し月山が第二形態になったかの如く襲いかかってきます。
しかし森林限界を超えていることもあって展望がよく、足下も解り易いので
登り易いことには代わりが有りません。
つまり歩いててとても気持ちよいのです、ここまで気持ちよく歩ける山はなかなか無い気がする。
登りきると方位を示すモニュメントが、丁寧に葉山や鳥海山の方向を書いてくれています。
絶妙なバランスでそびえ立つケルン、最後を積んだ奴は相当の手練と見た。
後は山頂神社まで行って、お参りをするだけです!
この日の前後はずっと雨が降っていなかったことも有り、山頂付近はとても乾燥していました。
この辺で大体13時です、スタートが遅かったことと道中遊んだことも有り少し焦る。
山頂でご飯を頂いて、写真を撮っていたら14時30分になっていました…。
「あれ、これ帰りのリフト間に合わないんじゃね?」
こっからまるで転げ落ちるかの如く道を下り始めます。
しかし、目の前には西日を浴びて明暗がくっきりと別れた牛首が!!
山の陰をこうして上から見る長めは衛星写真を見ているようで良いですね。
あまりに急いでいたため、以下略状態で写真も撮らずすっ飛んで帰ってきました。
15時に山頂を出発し、16時30に閉まるリフトになんとか駆け込みました。
リフトから降りる頃には日も暮れて、あたりは奇麗な夕焼けになっていました。
因みに地震雲的な何かを撮影することに成功しましたが、滞在中は何も有りませんでした。
縦の雲は怖い!
月山から寒河江市内に戻ってきたら温泉です、
寒河江温泉ゆ〜チェリーは地元の人にも愛される温泉…、らしいです。
サウナも2つある立派な温泉でした。
僕は幼少期に北海道で山菜採りや登山をしていましたが
20代後半になりまともな登山を始めました、今回東北の山に始めて登りましたが
月山の雄大な景色と、歩いていてとても気持ちのいい道はすばらしいですね。
関東の山ではなかなか味わえない経験でした。
また来年も月山には行きたいと思います。