【山と写真】山岳写真を考える、超広角レンズのお話noteを書きました。
こんにちは、Redsugarです。
今回は宣伝なのですが、以前投稿した山岳写真を考えるnote第二弾を書きました。
2019年はずーっと、「どうやって写真うまくなろう?」ということを
考えることが本当に多い一年でした。
その上で、10月から本当に毎日スナップを始めたりして、
twitterで#sugarpracticeとしてアップしたりしています。
今回は前回の記事でさわりだけ書いた超広角レンズの特性の話です。
山岳写真で超広角レンズを使うのは割と憧れだったりしますが
超広角レンズは難しく、何も考えないで使うと現実の空間と撮影したもので
被写体や空間のパラドクスが発生することが往々にしてあります。
今回は、そういった部分の特性を踏まえたうえで、
どうやって超広角と付き合っていくかという話や超広角を使うときに使える考え方を
noteに記事として書いてみました。
このような内容が気になる方にはぜひとも読んでいただきたい内容になっています。
前景、中景、そして遠景、超広角においてもこの3層を考えていこうと思います。
有料記事でお値段は390円、僕とタリーズでカフェラテ(tallサイズ)飲みながら写真の話をした程度のお値段です、前回よりも内容は厚く7,000文字くらい書きました。
また、前回の記事は公開から時間もたったので、今回の記事に合わせて少しお安くしています。
冒頭の無料部分をブログでも公開しますので、興味のある方は是非noteを見ていただけますと幸いです。
■超広角レンズを用いて僕が撮影した写真
まずは、僕が山の上で撮影した超広角の写真を見ていきたいと思います、超広角以外にも広角くらいの写真も入れています。使用機材はsigma 14-24mm f2.8 dg hsmやAF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDなどがメインです。
成功例:白山山頂の池で祈りをささげる山伏の方と、中景の池、円形の山々と太陽という感じの構図でとらえた1枚。比較的要素がきれいにまとまった構図に見受けられます。
失敗例:白山山頂から、悪い作例で足元の前景が画面内を占める範囲が多く、中景と遠景の分離も悪い一枚、典型的な超広角の特性に踊らされた一枚かなと思います。こういった写真をなぜ撮影してしまうのかを今回考えていきたいと思います。
成功例:こちらは山頂と同じアプローチをしつつも、層の切り分けをした構図です、前景の石段、中景の小屋、遠景の水平線という感じです。前景の石段が画面の右外に行くのではなく、小屋に向かって大きさの恒常性を発揮したまま遠近法として働いてくれるともっと良くなりそうです。
失敗例:こちらは水場をとらえた一枚、超広角のゆがみを使い水の流れを放射配列的にできないかと考えた一枚です、水の流れの線が画面左上の小滝の部分へとつながるため、線の力がそちらに向く結果視線がそちらに向かないかなと思ったのですが、層の切り分けと連続/放射構図と線遠近法の勘違いが発生してうまくいっていません。
遠近法と放射配列や連続の法則を間違えて使ったことも書きます。
失敗例:広角の特性による空間のサイズ感の逆転現象です。海沢渓谷の大滝を撮影した一枚、超広角を利用して大滝を1枚の中に収めると、すべてが小さくなるという特性のもとに大滝のスケール感が伝わりづらい1枚になりました。大滝は落差10m以上の大きな滝であるため、その滝の特性を誇張する方向で使うためにはどうすればよかったのか、などを考えていきたいと思います。
失敗例:最後の一枚は浅間山、紅葉の外輪を撮影した一枚ですが、これも層の切り分けが悪くすべてが小さくなってしまい、ただ単にダイナミックな雰囲気だけが残る一枚となってしまいました。各層をつなぐ物語性のキーとなる被写体、層の切り分けがあれば、もっと「どこを見ればいいのか、何を感じればいいのか」がわかりやすい写真になったかと思います。
1.超広角レンズの特性、前景は引き寄せ、遠景は圧縮される
■超広角を使う際に気をつけたい、超広角レンズの特性。
単純に一つとして、すごく端的に言うと画面内のオブジェクトが全て小さくなります、何かの景色を見たときな「あれがいいな」と思いカメラを向けてみても、超広角の場合は主題となる対象物が伝えたい思いに反してかなり小さくなる傾向があります。
つまり、遠近法の原則である近くのものは大きく見えて、遠く物は小さく見えるという原則が強調されるというものです。
といった感じで、以降は遠近法や超広角レンズの特性の話をしていくnoteです。
興味がある方は是非ご覧ください!
このノートは有料ですが、少し内容が気になったら僕とコーヒーを飲むような感じで見てもらえると幸いです(今回もタリーズやスタバで390円のカフェを一緒に飲もう!という感じです)