Red sugar

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【観光】ひたち海浜公園で満開のネモフィラを楽しむ、電車で行くひたちなか観光の旅

2015_04_30_ひたち海浜公園

2015年4月30日、茨城県ひたちなか市にある日立海浜公園へ行ってきました。

 

GWが始まる最中、ひたち海浜公園ではある一つのイベントが行われます。

それは海岸に面する公園の一部が一年草であるネモフィラに覆い尽くされ

天と地が両方真っ青になるというネモフィラの祭典、ネモフィラハーモニーです。

 

ひたち海浜公園は3月から花のイベントが始まり

 ・スイセンファンタジー

 ・チューリップワールド

 ・ネモフィラハーモニー

という3つのイベントが立て続けに行われます、ひたち海浜公園春の花まつりというわけです。

そんな中最も話題に上がったであろうネモフィラを見に、

そして山形の奥さんの家に帰省するために鈍行電車で東京から山形へ向かう。

という電車の旅をしてきました、社会人になって鈍行電車の旅なんてするとは思わなかった。

 

 

 

それでは早速、空とネモフィラの青が交わる景色を目に焼き付ける旅の始まりです。

 

1.ひたち海浜公園について

ひたち海浜公園の案内 

ひたち海浜公園の公式ページはこちらになります、各イベントの情報や

花の開花状況がシーズン中は逐一更新されるので、狙っている方はチェックしましょう。

ひたちなか海浜公園公式HP:http://hitachikaihin.jp/

 

ひたち海浜公園へのアクセス

【電車】上野→勝田 2,270円/3,820円(鈍行/特急)

【バス】勝田→ひたち海浜公園  400円

往復運賃 5,340/8,440円 特急だとかなり楽です。

 

2.ひたち海浜公園へネモフィラを見に行こう

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山形まで鈍行で行き、なおかつネモフィラを見ることが人類は果たして出来るのだろうか?

GW前の土日、至仏山から帰った体で目をこすりながらプランをジョルダン先生に聞いてみた所

始発で東京を出る→勝田→いわき→郡山→福島→米沢→YAMAGATA!!19:00到着

というルートがはじき出されていました。

勝田を11時台に出発することが出来れば山形には19時に到着することが出来る。

ネモフィラを見る為には始発で勝田に行き、公園が開園すると同時に駆け込みネモフィラを味わう。

全てのパーツがそろいました…、あとは電車に乗るだけです。

 

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早朝、前日遅くまで働いていた寝坊、朝急いで準備をするも始発電車を逃すと言う失態を犯します。

早くもプランが崩れたと思ったのですが、運賃に+1000円で特急電車に乗れることを発見。

1時間ほど自宅でゆっくりしてから再度北千住から特急電車で勝田へ向かいます。

 

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これが本日僕を勝田へ導いてくれる特急ひたちです。

このタイプの電車なんて北海道が誇るハイブリッド振り子特急スーパー十勝以来だぜ!!

 

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内装が超奇麗です、山形新幹線やスーパー十勝の比ではありません。

 

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何だこのシックにまとめあげられた車内は…、もちろんトイレも超きれいだ…。

 

その後3時間くらい乗っていたくなるプレミアムな乗り心地でしたが、2時間もしない間に勝田に到着。

日立製作所お膝元っていう感じのする町です。

 

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WIN-WIN、良い言葉が駅を降りて最初に飛び込んできた。

 

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バス停では直行便が出ていました、時刻は8:30。

20分おきくらいで直行便が出ているようです、運賃は400円。

ネモフィラハーモニー開催期間ですが、べらぼうに混雑するので朝の8:30くらいには

バスに乗っておくようにしたいところです。 

 

3.ひたち海浜公園を歩く

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15分ほどバスに揺られ、ひたちなか海浜公園に到着です。

この日は大快晴で雲一つありません、ネモフィラと合わせて素晴らしい景色が見れそう。

GWの5月1日ですが、最高に見頃だったようです、旬をとらえたね。

 

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ひたちなか公園ってかなり広いんですね、西口から入りましたが海岸まで距離がある。

 

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園内はこのような形の汽車が走っています。

子供達が大興奮の汽車バスですね、栃木の三毳山でも似たようなのが走っていました。

 

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一回300円でした、貧乏旅行をしているので今回はパスです。

 

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朝ご飯を食べていなかった関係上、甘いものを見るとすぐに買ってしまう…

ソフトクリームを購入しました、これがGW最初のソフトクリームになります。

 

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幾つかのでかい噴水を横にネモフィラが咲いている場所まで歩きます、

入口から徒歩10分とのこと、ひたち海浜公園は広大な敷地を持っており

1日で全部見て回るとしたら相当骨が折れそうです。

 

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奥が明るくなってきました、平日かつ午前9時前だというのに結構人が居ます。

 

ネモフィラの天国へ

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到着しました、ネモフィラが満開です。

 

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僕が来た5月1日というのは最高のネモフィラ日和だったようです、青が濃い。

例年GW前後ですが、年々開花時期が早まって行っているようです。

 

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ネモフィラは一年草であるため、一度咲いた場所を放置していても次は咲きません。

一年草は種から開花して花を咲かせて枯れて終わります。

つまりこのひたち海浜公園のネモフィラは係員さんが丁寧に花を植えて耕してくれた

努力の結晶みたいなものでもあるのです。

 

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良く遠くまで来たものです、因みにザックに冬仕様のトレッキングポールがあるのは

東北で八幡平に行くつもりだからです。

高台に登ると海と発電所が見えました。

 

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とにかく青い、たまにポピーが咲いているのが可愛いです。

 

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時期が後半になると青みが薄れてしまうとのこと。

ネモフィラを見るのであれば早い方がよろしいようです、旬なタイミングの午前中が一番。

 

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太陽の光を受けて燦々と輝くネモフィラ、ひたち海浜公園の品種はインシグニスブルーという

一般的なネモフィラで、ホームセンターでも種が買えるそうです。

 

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晴天時に訪れるネモフィラ園は女子向け楽曲のジャケットに使われそうな世界観です。

 

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花一つ一つもとても綺麗です、咲きたての頃の青が強い感じがいいですね。

時間が経つと白っぽくなるらしい。

 

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ダッフィーもご満悦であってほしい

 

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クリスマス仕様のファンシーなダッフィーが凄く良く合います。

 

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駅の広告などで死ぬまでに見たい絶景と書いてありましたが。

意外に面積はそこまで広くないので、死に急いで見に来ることはありません。

でもチャンスがあれば見に来るのが良いかなと思える景色です。

 

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人が増えてくると写真が全然取れなくなるのでこれでもかというくらいネモフィラをとりましょう。

11時くらいには人もめちゃくちゃ増えて歩きにくくなります。

 

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一面がネモフィラになる場所ももちろんありますが、ネモフィラを撮影で楽しむのならば

高倍率のズームレンズを利用して、200mm前後で撮影すると楽しいのでしょう。

 

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カタクリの撮影時のように花を撮るのであれば望遠レンズがあると圧倒的に便利です。

一年に一回しか見れないネモフィラの祭り、カメラを手にして歩いたっていいじゃない。

 

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ひたち海浜公園のネモフィラはこんな感じで本当に隙間なくネモフィラが咲いています。

係員さんの整備と努力に賞賛を送らざるをえない。

関東近郊には幾つかの花見スポットがありますが、GWのこの時期ネモフィラは必見。

 

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真っ青な空とネモフィラを見て歩くだけでも非現実的な、

とても気分がリフレッシュされたイベントになります。 

東京から少し遠くに離れた場所にあるひたち海浜公園は混むと言っても限度があります。

なのでGWに春らしいものが、そこそこ混んでないところで見たい方にはとてもおすすめ。

 

ひたち海浜公園のその他

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帰ろうと思ってネモフィラ畑を後にしたらソフトクリームが売ってました。

めちゃくちゃ人が並んでいる上にラムネ味ということで今回はスルーします。

 

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いい感じの茅葺き古民家、子供とか好きそうだな。

 

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ツツジ園もありました、電車の時間があるので足早に見て帰ります。

ツツジは奇麗だけど山の上に咲くアカヤシオとか本当に可愛いです、山の上が恋しくなった。

 

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この後、海浜公園からちょうど来た直通バスにのり駅に到着。

しかし、10時台の電車には間に合わなかったので11時41分の電車までお昼休憩を取りました。

ネモフィラ見たからここから先は電車の旅へ移行します。

 

4.山形へ向けて鈍行を乗り継ぐ旅

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まずは勝田から常磐線に乗りいわきを目指します、出発時刻は11:41分。

 

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海沿いを走るこの電車はとても気持ちがいいです、そしてガラガラです。

新幹線で山形に向かえば今頃車内で景色を楽しむことも無く立っていたでしょう。

道中を楽しむ心の余裕が旅を楽しくしてくれます。

車で走っても気持ちが良さそうな海岸沿いをぐんぐん北上します。

 

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天気がよいこともあって、夏っぽい雰囲気です。

 

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太平洋側の福島なんて初めてだなということでキョロキョロしていましたが

海を見続けているうちにいわきに到着しました、ここから先は福島県です。

 

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ここからは一気にローカルな電車になります、磐越東線を利用して郡山に向かいます。

13:13分発のこの電車に乗って出発です。

 

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一気にど田舎に突入した。

 

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どうやらゆうゆうあぶくまラインと言うらしい…。

阿武隈山地の中をぶち抜いて郡山に向かうってことでいいのかな?

 

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特に見所もない山の中を走り続けているうちに、疲れが出たのか気がついたら寝てました。

郡山、ここから福島のイケテル学生が電車に乗ってきたため都会感が出てきた。

郡山から福島に向かって東北本線に乗り換えます、14:53分発。

 

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郡山から見えたこれ、最初磐梯山かと思ってましたが磐梯山はこんなんじゃないです。

これは安達太良山ですね、高村光太郎の智恵子抄の一節が山中に刻まれています。

本当の空がある山なので、本当の空を見に安達太良に行かなくてはなりません。

 

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福島駅まではそんなにかかりませんでした、郡山と福島って近いんですね。

福島市で謎のマスコットに歓迎される中、次の目的地米沢に移動。

 

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そしてここからとうとう奥羽本線という超ローカル電車に突入します。

16:04分の電車で米沢へ向かいます。

奥羽本線で福島から出た電車は吾妻連峰の隣の山の中をぶち抜き米沢市へ向かいます。

山形新幹線も使う線路を走り米沢へ、ローカル電車の旅感が最も色濃く出たエリアでした。

 

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遠くに吾妻山が見えるなと思った頃に米沢に到着、ようやく山形につきましたが

ここから山形市まではまだ遠いのです。

昔であれば米沢と山形は別の国だったくらいです、山形といえども米沢と山形では隔たりがあります。

  

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米沢を17:30の電車で出て無事山形駅に到着しました…、到着は18:21分。

長かった今日の一日が終わります、かなり充実した移動日でした。

移動の中に安達太良山を見れたこともあり大満足です。

そしてこの時間になるとネモフィラのことを大分忘れていました。 

 

5.ネモフィラハーモニーをふりかえって

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一度は見るべき絶景と紹介されているネモフィラですが、

毎年GW時期の前半が見頃となります、休み前から開花状況を逐一チェックし。

土日の天候を見つつ青空とネモフィラをゲットできるよう、この時期は綿密な計画が必要です。

 

交通状況としては車で行くと開園時間を少し過ぎた頃には駐車場は満車となり

周辺の国道は阿鼻叫喚の渋滞地獄が引き起こされるという状況があります。

なのでできることなら電車とバスを利用した観光が推奨されるところでしょう。

 

快晴のもと咲き誇るネモフィラで空と大地双方が青に染まる様は見ていて気持ちのいいものでした。

鈍行の旅はお値段も安いし座っていることが出来る旅なので、若い方にはお勧めです。

長期の休みを取れるとき、たまにはやっても良いかなと思える旅でした。

 

ひたち海浜公園の情報はこちら

http://hitachikaihin.jp/

 

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三脚を立てると迷惑になることもあるのでできれば一脚が好ましいようです。

 

訪れる人の多くがカメラを抱えている場所でした、家族の記念写真を残すのには確かに良いかも。

 

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GWはすでに夏と同じような紫外線状況なので、日焼けがきになる方はしっかり対策を。

 

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